たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2011/07/21(木) ありぬべし寺には白きさるすべり
人気のないお寺の昼さがり。さるすべりの白い花など咲いていればいいと自分勝手に思う。寺に行くと、斎藤茂吉氏の「長崎の昼しづかなる唐寺の思ひいづれば白きさるすべりの花」という1首が思い偲ばれるからであるが、わたしの故郷のお寺は大きな古刹で庭瀬の領主であった戸川氏の菩提寺でもある。わたしはお祭りのときの賑やかさよりも平常の森閑としたたたずまいが好きで、学校帰りに本堂の軒下でよく昼寝をさせていただいたものだった。暑い夏の昼間、吹き抜ける風のなんと涼しかったことか。樹木をわたる風の感じにザワワ、ザワワという表現のうまさに感動・共感したことは言うまでもない。こんなぜいたくな静けさを
もう一度味わえる暮らしがほしいと思うのはわたし一人だけだろうか。わたしたちは時間、空間、自然や人との関係の貧しさに慣らされてしまっているのではないだろうか。

2011/07/20(水) 虚虚の世に誠やあれと茄子の花
岡山は台風一過して蝉の声。今年は蝉の声を聞かなかったが、今朝はじめてクマゼミの鳴声を聞いた。なぜ今年は蝉の鳴く声を今日まで聞かなかったのだろう。不思議に思う。子どもたちは今日から夏休みだ。昨日の1学期の成績簿をどのように覗き込んだのか、微笑ましく想像してみた。よくても悪くても楽しい思い出ではある。親にテストがあったことを隠し、嘘をついたこともある。そして嘘をつくなと子どものころから教えられてきたが、最近は教える大人に嘘をつくなの教育が必要なのではないか、と思える。学校行事の際の居並ぶ来賓(わたしを含め)、諸先生を見ながらそう思う。花言葉が真実である茄子の花が今を盛りに咲いている。さあ、今日は台風雨が洗ってくれた茄子を収穫しよう。
でも、放射能は大丈夫かな、とふと思う。

2011/07/19(火) 列島に暴風雨吹き飛ぶ看板
台風が近づいている。今のところ風速15〜16mとのこと。珍しく岡山を直撃する模様。数年前の台風16号のときのようにならねばよいが・・。あの時は怖かった。死ぬかと思った。現地からの要請もあり小串〜玉野の境まで出かけた時には堤防から潮が道路に噴出していた。今回は今日夕方から風速25mを超えるという。今でも雨傘が飛ばされそうになるのに夕方以降は雨傘もさせないだろう。看板も吹き飛ばされるだろう。用心しておかなくちゃならない。政界では看板が倒れても、壊れても、吹き飛ばされてもまだしがみついている人もいるにはいるが、ぼくには似合わない性格だ。

2011/07/18(月) スリッパをスッパリ変えてイグサの香
今朝はうれしいことが二つあった。一つは「なでしこジャパン」がアメリカに競り勝ち世界一になったこと。今一つはファジアーノ岡山が北九州に2対1で競り勝ったこと。よかった、よかった!ご苦労様でした。悲しかったことは牛肉で発見された放射性セシウムだ。これほどの失策、愚策はないだろう。やけのやんパチ日焼けのなすび、はもうやめてもらいたい。今朝の天気予報と同じだ。朝から雨が降り続いているのに「今日は一日曇り」と同時間帯にテレビで報道しているのを見ているのは辛いものだ。政治家がああでもない、こうでもないと言っているのをテレビで見ながら「また嘘を言っている」と思うのと同じことだ。そこで古くなったスリッパをイグサ張りの新しいスリッパに変えた。イグサのいい香りがする。本当の国民のために尽くす政治家にスッパリ変えたいものだ。

2011/07/17(日) すし飯は手早くあらえや夏祭り
各地で夏祭りの準備がはじまった。祖先の供養、聖霊送りなど伝統と風習が失われつつあるなかでも各地でけっこうおこなわれている。岡山市はこの種行事のゴミ処理はしないという方針をだした。悲しい限りだ。各町内会の世話をされている方々から岡山市はおかしいのではないかとの批判の声が聞かれる。だが、市に対して直接苦言を呈することはみなさんお嫌のようだが、そんな声をかわしながら夏祭りの準備をされている。岡山といえば祭りの
ばらずし。「すし飯は手早く洗え。なんども水を変えて。洗った米はできれば1晩かしておけ」とよく言われたものだった。震災復興は手早く。政策は1晩寝かしてみんなの合意を得てからさっとやってほしいものだ、とも思う。

2011/07/16(土) 生かされて今日も感謝の酒をくむ
魁皇がついに千代の富士の記録を抜いた。なでしこジャパンがアメリカと決勝戦に挑む。すばらしい努力に敬意を表したい。一方では、高速鉄道の特許申請を中国が世界の諸外国にしたことに対し日本国内で批判の声があがっている。しかし、世界の中での競争を視野に入れていなかった日本側に反省が必要だとも思う。どの程度の改良を特許として許可されるかは別として世界を相手に売り込むことを想定するならばまず日本側が特許をとっておくべきであったと思われる。これは努力不足だ。福島・浅川町でも稲わらから基準値を超える放射性セシウムが検出された。避難区域外は安全とする政府の対応が生んだ悲劇とも考えられる。これは認識不足であり、なんとも言いようがない失策である。他山の石をもってわが玉とす。わたしもこれからの人生の第6ステージに向けて努力を積み重ねよう。

2011/07/15(金) 紫陽花や寺の小庭の藪の中
このごろは廃寺、廃社(神社)が多くなった。荒れたままの庭は藪となっているところも多い。そんな廃寺の裏庭で紫陽花が咲いていた。人の営みよりもはるかに強い自然の息吹。だが、人もそれぞれ。懸命にがんばっている人がいる。そんな人の一人に魁皇関がいる。やっと、やっと横綱千代の富士の序の口から通産124場所目での1045勝に肩を並べた。139場所目だ。腰痛など度重なる怪我もありながら何度もカド番を乗り切って、大関在位も千代大海の史上最多記録に並んだ。満身創痍の記録達成と言える。心からお祝いとご苦労をねぎらっての拍手を送りたい。

2011/07/14(木) 耐える夏扇子に団扇扇風機
瀬戸内の風やみは蒸し暑い。これまではクーラーでしのいできたが、この夏からは団扇に扇風機。だが、子どものころとはなんとなく違う。団扇に縁台、蚊帳の中。暑かった。あせもも出た。だが、なにかが違う。どうも暑さの内容が違うようだ。窓も縁側の雨戸もすべて開け放つ、までは同じだ。しかし、入ってくる風の質が違う。涼感が違う。生温かい風が入ってくるではないか。だが、自然エネルギーを利用してクーラーを使用していいものか、とも思う。では、田舎へ引っ越すか。だが、そうすれば移動のためのCO2排出量が増えるではないか。そうならばこれも無駄。どうしたものか。子ども時代と同じようにあせもをかきながらふとそう思った。

2011/07/13(水) ひまわりやゆらゆら伸びよ棒なくも
円高が78円まですすみ、今朝は79円という。なんということか。東日本大震災の復旧、復興費用さえ、自民・公明がつくりだした未曾有の財政赤字のなかでままならぬというに。円高の理由はギリシャ、イタリアなどの財政赤字に対し、ユーロ売り円買いがすすみ、合わせてドル売り円買いがすすんだためだという。要するに、通貨がその国の経済の実態を反映しない投棄(博打)対象になっているということだが、これは、これを直さなくてはならない国連の仕事だけれどもできないでいることが問題だと思う。通貨は今や制御できないモンスターになっているのではないか。東日本大震災でガタガタになっている日本の復興を願う多くの方々がゆらゆらとでも伸びてほしいと願っているときに辛い話だ。

2011/07/12(火) 潮待ちや待てば海路とならぬ暑ぞ
この暑さ!何とかならぬかと思う。菅総理は「私以外にだれがやっても同じこと」と潮待ちをしているようにも見受けられるが、どっこいこの暑さは「待てば海路の日和あり」とはならぬ「暑さに耐えている国民の冷やかさ」に他ならない。なんという愚策の継続、乱発だろうか。南相馬市の肉用牛の放射性セシウムは井戸水でもなく、配合飼料でもなく、出荷元の農家のわらであったという。検出されたセシウムは1kgあたり7万5千ベクレル、暫定基準値1kgあたり300ベクレルの56倍に達したという。計画的避難区域でもなく、緊急時避難準備区域でもない農場からこのような放射性セシウムがわらから検出されたということは当然人体への影響は0ではないはずだ。こんなことさえ放置したまま、福島原発を人災と認めぬまま政権運営を続けていいはずがない、と思うが・・、おお、雨が降り始めた。しかし、暑さは収まらぬ。

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