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2011/07/07(木)
夏なれど閉め切り窓にしずくあり
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この暑さのなかに窓を閉め切っている家がある。居住されていることは窓のガラスの滴で理解できる。高齢なのだろうが、エアコンを運転させている形跡はない。暑かろうにと思う。節電に協力しているのだろうか。いや、多分、年金生活がぎりぎりなのだろう。とすれば、消費税引き上げはこの家の主人をさらに生活苦に追いつめはしないか。この先どうされるのか、と不安を抱いた。2010年度の年金運用で2999億円の赤字をだしたという。 誰が責任をとるのだろう?菅総理は運用している独立行政法人の監督者だからなんらかの責任をとられるのだろうか。取るはずがない。だとすれば、結局年金加入者、受給者が結果被害者とならざるをえない。夏でも窓を閉め切り、他人を気にしながらがまんして生きている方の気持ちが痛いほど伝わってくる。それが滴跡なのだろう。
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