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2011/07/23(土)
戸を押せば入道の空まぶしくて
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ドアを開けると入道雲が目にとびこんでくる。まぶしくて目を細める。目に見えない放射能が飛び交っているのだろうかとふと思う。放射性セシウムで汚染された牛肉は国が買い上げて焼却処分するという。東京電力福島第一原発事故を受け、国が基準値を超えた野菜や水産物を含め食品を買い上げるのは初めて。だが、しかし、とまた思う。民主党・枝野官房長官は「福島牛出荷制限の賠償は国がする」と発言した。だが、電力会社の事故の責任を国が税金で賄うという異常の平常化がはじまったのではないか。原子力発電を是とした国の責任には違いないが、わたしに責任があるのだろうか。莫大な復興資金の支払い責任を負わされた中堅層以下の日本国民はこれから飲まず食わずでそのツケを支払わされることになるのだ。せめて、せめて消費税導入時に導入した同規模の大企業減税を元に戻すのが筋ではないかと思うのであるが、思えばこれは目をつむりたくなる光景である。
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