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2011/05/08(日)
仇討
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2001.9.11の仇討。ウサマ・ビンラディン氏を殺害したとオバマ大統領が報じた。報道によれば、米情報機関が4年がかりで追跡し、連絡役を特定し、隠れ家を突き止め、本人かどうか確証を得ないまま作戦に踏み切ったという。国際法上、この行為を妥当としていいのだろうか。宗教問題、エネルギー利権獲得を背景とする経済問題など背景は複雑だ。だが、テロは絶対許せない。ならば、どうすれば・・?しかし、アメリカが世界の憲兵として私栽するのを容認するのか?9・11の犠牲者とその家族、関係者の心情は理解できるし、重いものだ。だが、しかし、見方を変えれば、これは仇討ではないか。もうひとつ突き詰めれば、オバマ氏は殺人を指示した罪に問われるのではないか。これはキリストの教えに反しているのではないか。さまざまな疑問が湧く。わたしは国家の私的制裁という殺人を許すべきではないと思う。地球規模での国際ルール、法律の制定とそれを維持する仕組みが今要るのではないか。そんな時代にさしかかったとわたしは思う。国連中心主義の新たなルールが必要だ、と。
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