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2011/11/14(月)
新米やかけた元手はまだなれど
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中四国農政局によれば2010年産のコメ生産費(管内9県平均額10アール当たり)は17万3448円。前年比4.2%減で過去10年間で最低となったという。その原因は肥料の値下がりや農機具の減価償却が進んだため、コストが圧縮されたためだという。内訳は労働費5万2303円、農機具費3万6698円、肥料費1万949円など。薬剤費は高止まりのままだ。岡山県は19万3539円で平均額より2万91円高い。コスト高は小規模経営農家が多いためと思われるが、反当収穫量を8俵と仮定すれば1俵当たり2万4192円となる。今の価格ではとても再生産コスト費とはいえない。国民の主食の維持をどうするか。必ず食料戦争は熾烈になる。また食の安全(BSE、遺伝子組み換え対策等)はTPPで保証されるのだろうか。また、原子力発電と同じようにマスコミを利用しながら専門家と称する人たちが国民を騙すやらせを繰り返すのだろうか、と思ってしまうのはわたしだけだろうか。為政者がほんとうに目を向けているのはどうも国民ではないようだ。
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