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2011/10/25(火)
寝ころべば銀の空には吾亦紅
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元寇の沈没船が長崎県鷹島沖で見つかったという。元寇とは歴史の授業で鎌倉中期の日本に元のフビライ軍が2度にわたって襲来した。2度目の弘安の役では暴風雨に遭った元の大船団が沈み、日本は神風で護られているという伝説が生まれたと習った。最初は文永の役(1274年)、2度目が弘安の役(1281年)であるが、琉球大の池田栄史教授(考古学)によれば、船の構造が分かる状態で発見されたのは国内初という。元寇の実態解明につながる重要な手掛かりになるとのこと。確認されたのは船首から船尾に至る約12mの竜骨(キール)とその両側に並ぶ厚さ約10cmの外板などで、船の全長は20mを超えるという。空を覆う雨雲の一角が晴れてゆくのがうれしくてワクワクする。
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