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2011/10/15(土)
曇り空ふと見上ぐれば青柚あり
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スペインの国債が格下げ(日本と同格のAA-に)になった。イタリア国債も格下げになったばかり。ギリシャは国債が売れなければ以前のアルゼンチンと同じく債務不履行に陥る。24%もの金利をつけてもなお売れないギリシャ国債。金利がいくらよくても払ってもらえなければ元も子もないことに。こうした欧州危機の拡大を阻止するため、G20(日米欧+中国、インドなどの新興国を加える)が14日開幕された。要するに先進資本主義国では解決できないので矛盾の緩和のために新興国を巻き込もうというわけだが、新興国も資金の流出に苦慮している。さあこれでユーロ懸念が払しょくできるかどうか。どのような合意がなされるのか。このような状況の中で年金支給年齢引き上げ(つまり年金受給額引き下げ)などの議論がわが国でははじまった。増税議論も。われわれの将来設計はどうなるのか。わが国の1千兆円近くの借金は誰がしたのか。誰のために使われたのか。日本国民はもっと関心を払うべきだと曇り空を見上げた。
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