たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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2011/10/31(月) ふと見れば芒刈る手に血がにじみ
東電福島第一原発事故による被ばく線量は国際放射線防護委員会の勧告(4月)を参考に年20ミリシーベルトを目安に計画的避難区域が設定された。しかし、この数値はあくまでも緊急時であり、同委員会は平常時の年1ミリシーベルトに戻すまで20〜1の間の中間目標を設定するよう勧告している。ところが政府は年5〜1ミリシーベルトは除染の財政支援の対象外とした。が、住民の批判を浴びて撤回。食品安全委員会は食品による内部被ばくの目安を生涯100ミリシーベルトと答申した。だが、厚労省は年1ミリシーベルトの目安をうちだした。どうなってるの?と言わざるをえない。緊急時、中長期時の指針さえ持たない日本がヨルダンやベトナムに原発輸出を進めようとしている。また、インドとも外相会談をおこない、原子力協定を結び、原発を輸出しようとしている。福島原発の事故処理さえ思うにまかせず、被爆線量の指針さえ持たない日本が原発を輸出することは地球規模での放射能汚染を進めることにならないか。心配である。また問題である。

2011/10/30(日) よい雨で没山頭火70忌
10月11日は山頭火が亡くなった日である。忌月の今月は没70年目である。「捨てきれない荷物のおもさまへうしろ」はわたしのお気に入りの一句である。彼が東日本大震災、福島原発事故を眼のあたりにしたとしたらなんと詠んだであろうか。絶句したのではないかとも思える。昨日は再生可能エネルギー研究会の理事会が開催された。研究会の基本方針が「原子力発電に頼らない、自然エネルギーを活用した安心安全な日本を」に種々議論の結果決定された。電気料金の仕組みや太陽光発電に係る補助内容や費用についてもっと知らなければ、原子力発電ってなに?などさまざまの意見を出し合い議論した結果である。研究会もいよいよ船出する。乞う!ご期待!

2011/10/29(土) 夜ふかしや朝の目覚めは百舌の声
今日は再生エネルギー研究会の理事会が開かれる日だ。今、眠い目をこすりながら討議資料を作成している。今朝は百舌に起こされた。ありがたいことだ。自然のありがたさが身にしみる。地球から約1億5千万km離れたところにある太陽から地球へ降り注ぐ光のエネルギーは18万テラワット(テラは1兆)という。このうちおよそ30%が大気や雲で反射し、残る12万6千テラワットが地表や海に到達している。この光のエネルギーのすべてを電気に変えることができれば、わずか1時間で全人類が消費する1年間のエネルギーをまかなうことができるという。今、世界ではこの太陽光発電をはじめとする再生可能(自然)エネルギー発電の普及が爆発的に進んでいる。欧州は2050年に100%を目指すようだ。日本も早く原子力発電から脱却し、再生可能エネルギー発電へと方針転換を図らねばなるまい。

2011/10/28(金) おもだかや今年も田んぼ売らずにすんだ
信頼・信用は一朝一夕に培えるものではない。失墜は早い。民主党は野田総理誕生で政権発足以来2年で3人目。民主党の政権は国民ではなくて2年前に民主党を選んだ選挙制度で首がつながっている状況だ。だが、野田総理は国民の信頼回復に動こうという気配がない。南スーダンへのPKOで自衛隊500人派遣を決定。もちろん相変わらずの憲法議論なしだ。昨日、ユーロ圏緊急首脳会議が開かれ、ギリシャの国債(債務)を50%減を決定した。日本は欧州危機、円高対応で金融資産等買い取り基金を5兆円積み増して55兆円とする決定をした。そして、11月3日、4日にカンヌ(仏)で開かれるG20で野田総理は消費税増税を10%に引き上げる方針を表明するという。消費税増税の国際公約はまさに国会で審議する前に増税を後戻りできないようにする狙いであろうが品のなさがひどすぎる。やり方があくどすぎる。そもそも円高はドル安が問題なのだ。しかも国際的に投資マネーを規制すべきにも関わらずやろうとしないことが問題なのだ。また税制では巨大企業優遇ありきが問題なのだ。それらを放置しておいて、そのツケを日本の大多数の国民に負わせることこそが問題ではないか。自民党よりも自民党的になった民主党はこれまで国民を騙してきたが、その本質が顕わになったと言うべきなのだろう。おもだかの花言葉は信頼である。まじめな日本国民の現状はあまりにも悲しすぎる。

2011/10/27(木) 目を覚ませうとうと生きし寝まに菊
民主党の社会保障と税の一体改革調査会と税制調査会が26日初の合同会議を開き、2010代半ばまでに消費税率を10%に引き上げる具体案を12月までに決める方針を固めたという。安住淳財務相は10%引き上げ時期は「15年が一つの目安」と衆院財務金融委員会で説明。これまで社会保障充実のためとか年金充溢のためとか政府は消費税創設・税率引き上げで嘘ばかりついてきた。しかし、実際は国際競争に勝ち抜くためだとの理由で大企業の減税及びその支援や金持ち優遇の投資減税に回されてきた。そして、国民には増税と社会保障切り捨てと失業増大が進められてきた。大企業栄えて民滅ぶのこの政治構図に
 夜は寒し麻の衣はいとうすしうき世の民になにをかけまし 
との良寛さまの声が聞こえてくる。

2011/10/26(水) 柿熟るるお腹押さえてお手洗い
資源ごみの分別でビンの蓋をとろうとして左手親指と人差し指の間をザックリと切り、市民病院で治療を受けたことがある。その時環境局長と出会い、保険があるから使ってくれ、書類を送るからとのことだったが、それぎり音沙汰がない。環境事業課長もごみステーション設置の件で返事をいただくよう約束していたが音沙汰なくこちらはわたしからどうなっているのかと催促した。こんなことを繰り返しているから「役人は仕事しないで高い金をもらっている」と言われるのだろう。病院といえば、厚労省が25日明らかにした「診療明細書発行に最大5千円もの高額手数料を設定していた医療機関があった」の報には驚かされた。もともと無料が原則なのに。例外的に認められるにしても異常ではないかと思える。

2011/10/25(火) 寝ころべば銀の空には吾亦紅
元寇の沈没船が長崎県鷹島沖で見つかったという。元寇とは歴史の授業で鎌倉中期の日本に元のフビライ軍が2度にわたって襲来した。2度目の弘安の役では暴風雨に遭った元の大船団が沈み、日本は神風で護られているという伝説が生まれたと習った。最初は文永の役(1274年)、2度目が弘安の役(1281年)であるが、琉球大の池田栄史教授(考古学)によれば、船の構造が分かる状態で発見されたのは国内初という。元寇の実態解明につながる重要な手掛かりになるとのこと。確認されたのは船首から船尾に至る約12mの竜骨(キール)とその両側に並ぶ厚さ約10cmの外板などで、船の全長は20mを超えるという。空を覆う雨雲の一角が晴れてゆくのがうれしくてワクワクする。

2011/10/24(月) 山暮れて摘み来し野蒜酢味噌和え
米軍の普天間基地に代る辺野古基地移設問題で民主党・野田総理は焦っているようだ。環境アセスメントの最終段階である評価書を年内に提出と表明し、相次ぐ閣僚の沖縄入り。だが、わたしが考えるに、なぜこの人たちは沖縄県民(日本人)の願いを聞き入れようとしないのだろう?日本の政府(日本国民の代表)が国民の意見を代弁して交渉するのが政府(代表)の務めではではないのだろうか?法外で理に合わない意見ならともかくまともな意見に耳を貸し、その正当性を相手に伝え、交渉するのが外交の本来と思うが、わたしの考えは間違っているのだろうか。日本の政府は日本人のために働くべきで、アメリカのために働くべきではないとわたしは思う。

2011/10/23(日) 紫や僧の手にある龍の玉
政権交代から2年が経った。民主党が国民のためになにをしたのだろうか、と自問すれば、ゼロとまでは言えないが、期待は裏切られたと言わざるをえない。自民党も野党としても機能していない。ならば、二大政党制を考え直すべきではないか。衆参ねじれ国会は一方にまかしきれない国民の選択であり、チェックアンドバランスを求めている証と推察される。そうならば民意を反映しない小選挙区制を見直すべきではなかろうか。すべてを比例代表制とまではいかなくてもせめて中選挙区制に戻すべきではなかろうか。それが民意の反映というものであろう。そのなかで連立を模索し、鍛えられてゆくなかで、大多数の国民の暮らしのための政治をするべきではなかろうかと思う。政治家よ修行僧の如くにあれ!

2011/10/22(土) 柚子の香やまないたそのまま窓を閉め
昨夜来の雨は小止みし、今朝の空は一面の銀。なぜか人恋しい。この淋しさはどこからくるのだろう?

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