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2011/10/31(月)
ふと見れば芒刈る手に血がにじみ
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東電福島第一原発事故による被ばく線量は国際放射線防護委員会の勧告(4月)を参考に年20ミリシーベルトを目安に計画的避難区域が設定された。しかし、この数値はあくまでも緊急時であり、同委員会は平常時の年1ミリシーベルトに戻すまで20〜1の間の中間目標を設定するよう勧告している。ところが政府は年5〜1ミリシーベルトは除染の財政支援の対象外とした。が、住民の批判を浴びて撤回。食品安全委員会は食品による内部被ばくの目安を生涯100ミリシーベルトと答申した。だが、厚労省は年1ミリシーベルトの目安をうちだした。どうなってるの?と言わざるをえない。緊急時、中長期時の指針さえ持たない日本がヨルダンやベトナムに原発輸出を進めようとしている。また、インドとも外相会談をおこない、原子力協定を結び、原発を輸出しようとしている。福島原発の事故処理さえ思うにまかせず、被爆線量の指針さえ持たない日本が原発を輸出することは地球規模での放射能汚染を進めることにならないか。心配である。また問題である。
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