たばたけんじの日記 (田畑 賢司)
元 岡山市議会議員 田畑けんじ の日々思うこと…
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還暦や貧しさももう慣れてきた
年を寄せるということは悲しいことなのか、それとも楽しいことなのか。さまざまな意見がある。昨日も同期会で話題になった。しかし、暮らしには少しのゆとりがないと、悲しみが強くなると思われる。自殺者が多いのもその故だろう。
紫のライラックは悲しみの色、というが、紫のライラックは貧困の色なのだろうか。いや、悲しみがすべて貧困とは限らないはずだ。
2010/06/03(木)
花 ・・
父よ母よ産んでくれてありがとう
子どもがみんな心からそう思えるそんな時代がくるといいな。わたしは最近そう思えるようになった。ぼんやりとした輪郭のはっきりしない心もちのわたしでも、と思う。生きるのも困難なあの戦争の中を必死の思いで生かしてくれた。そして、食べるものもろくにない戦後を生意気なわたしを育ててくれた。今でこそ思う。「ありがとう」と。しかし、戦後がまだ続いている方がいる。一例は未だ救済されない被爆者の方々だ。
どくだみの十字や死ぬるまで戦後 谷野予志
2010/06/02(水)
花 ・・
きいちごの花咲く丘や遠目がち
この頃の山はきいちごの白い花がたくさん咲いている。しばらく見ていると今度は花から目をそらし、遠目がちになる。山は新緑から深い緑へと移り変わっている。そんななかでふと思う。「日本人の気質かな」と。思えば、わたしの話す人のなかには「国会のことは遠くてよくわからない」といわれる方が多い。しかし、遠景にしてはならないと思う。「子ども手当てが消費税に化けてでてくる」ことが予想されるからだ。
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