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2010/10/10(日)
活花
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昨夜、銀閣寺の謎についてをテレビ報道で見た。足利義満の金閣寺に対抗した銀閣寺だったようだが、白土の上に明礬を塗って白亜の殿堂にしたというから驚いた。そうそう、銀箔ではすぐ黒ずんでいつまでも白銀には見えないはずだ。また、応仁の乱を防げず、将軍職を辞してもその財力たるやすごいと感心した。今ひとつ感心したのは活花だった。その流儀を立花というそうだが、政治家として名をなさなかった足利義政は文化・芸術で力量を発揮したというべきかも知れない。花の一本、一本を独立して活け、その一本、一本が全体として補い合い、美を形成するというものだ。今日の情報化社会の中で、マスコミの報道に振り回されている日本国民が考えさせられる問題だとも思った。国民一人、一人が、市民一人、一人が自立して、その上で全体として紆余曲折を経ながらも正しい方向へ向かうことが今求められているのではないかと思った。そんな感想を抱かせた銀閣寺についての報道でした。
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