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2012/12/28(金)
安倍ノ小路に雪が降る
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今朝は雪だった。未曾有の寒波襲来で懐も寒い毎日が多くの日本人を襲っている。小選挙区制度のお陰で衆院の3分の2を上まわる議席を得た自民・公明連合軍は織田信長に敗れた今川軍のように桶狭間並の細い難所に今差し掛かっている。いわゆる安倍の小路だ。安倍ノ小路狭間麻呂はどのような采配を振るのか。3つの狭間小路・関門を潜り抜けられるか、どうか。消費税増税8%は14年4月である。まず第1は景気対策だが、10兆円を超える補正予算を組むという。2%のインフレ政策を実施しようとして本来独立性を保持しなければならない日銀を脅迫しているが、歪はでないか。10兆円の補正は結局日本国の借金を増やすだけに終わらないか。京の都を治めたいの気持ちはわかるが果たしてこの狭間小路を脱けでられるであろうか。第2に、消費増税をやるためには景気を減速させてはならぬ、と増税負担感の大きい住宅と自動車の減税を実施しようとしている。が、しかし、住宅の消費税増税後の反動減を抑える対策がとれるであろうか。住宅にかかる消費税を5%に据え置くことは不可能である。ローン減税と給付措置?給料もボーナスも減って銀行がローンを組んでくれないのが現在の状況。民主党が強硬実施した金融安定化のための中小企業融資は来年3月が支払い延期、延期をしたの後の期限である。焦げ付きがひどく今もどんどん倒産している。そのため金融機関は莫大な損失を抱える。金融機関は国の政策で損したのだから国がなんとかせよと迫るだろう。そうするとここにも多くの税金が投入されることになるだろう。車はどうか。自動車取得税と重量税を課さないというが、これだけで9000億円の減収となる。トヨタ、日産、ホンダは喜ぶが、国の収支は赤字になるだろう。この小路はやればやるだけ身が細る路となる。消費税増税で一番の被害者は低所得者だ。第3の小路は低所得者対策だ。公明党は軽減税率を要求しているが、自民党は納得していない。実現できるかどうかは不透明である。結局は現金給付でごまかして公明党が「俺がやった!俺がやった」と宣伝材料に使ってチョン、かも知れない。安倍ノ小路狭間麻呂君。君は大企業の研究開発費を法人税から差し引ける上限額をさらに引き上げて大企業を優遇するというが本末転倒ではないか。やるなら負担の一番重いわれわれ庶民ではないか。庶民を騙し続ける政治こそ今卒業すべきときではないか。
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