|
2024/02/27(火)
気づかない内に損をしてしまった話【畑中】
|
|
|
どうも、研究室で先輩の研究を引き継ぐためにここ最近は毎日出勤している畑中です。忙しすぎて息をつく暇もありません。朝9時に研究室に行き夕方5時を回ってから帰宅、習ったことを復習しつつ、料理洗濯も行う日々。世間の大学生は春休みを謳歌しているようですが、僕には休みの“や”の字もありません。そんな中、部の方ではリーグ戦があります。明日は我らが3回生の次世代エース様との大一番です。前回は彼の一直線銀冠に為す術なく敗れたので次は対策を用意して挑もうと思っていたのですが、気が付けば前日になってました。忙しいので仕方ないです。ちなみに、日記書く暇があったら対銀冠の研究をしろという意見は受け付けてません。明日は後手番なので、三間飛車なら一直線銀冠、ゴキ中なら超速でしょう。どちらも中盤で有利になるビジョンがないので困ったものです。思い切って向かい飛車でも採用してみようかな。 さて、長くなってしまった前置きは横に置いといて、今日は先日反省した自身の行動について話したいと思います。僕は先日大阪学院大学へTOEICを受けに行きました。その帰りに昼ごはんを食べようとした時の話です。僕はあまり行かない土地に行った時には、チェーン店ではなくその土地にしかない店で食べたほうが得だという価値観を持っています。そこで、その日は大阪学院大学の近くにある定食屋「とん丼亭」に行こうと考えていました。しかし、試験が終わった後近くの飯屋が混むのは必至。さらにとん丼亭は安さが売りの大学生向けの定食屋ですのでより人が集まりやすいわけです。その日も御多分に漏れず、店の外まで列がありました。ここで僕の厄介な価値観があるのですが、僕には味、価格、評判などを天秤にかけて並ぶ価値がないと判断した店に並ぶのは損だという考えがあります。もちろん人と行くときはそんなことはしませんが、一人で行く時はここに行こうと心に決めて行った店以外には本当に並びません。というか並びたくありません。このような価値観が邪魔をしたため私はとん丼亭を諦めて近くの吉野家に向かうことにしました。しかし、吉野家に向かう途中で来来亭の存在に気づいてしまったのです。普段からラーメンアンチを公言している僕ですが、その日はこってりのラーメンとチャーハンにじゅるりとなりました。というか、しばらく食べていなければ油ものを欲しがってしまうのって当たり前ですよね。ということで、吉野家を通り過ぎて来来亭に向かったのですが、さすがは人気ラーメン店。ちゃんと人が並んでいました。ここで、前述の価値観発動。店の前で並ぶ人を見た瞬間、僕の足は止まることをせず、来来亭を通過していきました。さて、ここで問題です。どの店に行くのが正解でしょう。普通に考えるなら第二候補になってた吉野家でしょう。しかし、通り過ぎた吉野家に戻るのって帰路と反対方向に進むことになるのでなんか損じゃないですか。って考えてしまったので、僕には吉野家に戻る選択肢はなく、来来亭に並ぶ選択肢もなかったので、帰路の途中にあるうどん屋で食べて帰りました。 ここで行動を反省していきます。最初はご当地(?)のとん丼亭で食べようとしてたのですが、結果的には家の近くのよく行くうどん屋で食べることになってしまいました。これは、知らない土地ではご当地の飯屋で食べたいとう価値観に反した結果になってしまったのです。これは実に不合理です。食べたいものを食べる、つまり自身の幸福を最大化するにはとん丼亭で食べるべきだったのです。とん丼亭に行くことが正解なのです。また、次に食べたいと思っていた来来亭でも及第点はあったでしょう。それに反して自分はとん丼亭も来来亭もスルーしてしまったのですがそれはなぜか。並ぶことによる損を避けようとしたからです。これは損を回避することによって相対的に得をできるという考えによっての行動です。確かに僕は店に並ぶという損を回避できています。しかし、本質的には損を回避できていません。店に並ぶことで何が損なのか、それは並んでから食べるまでに時間がかかるからです。その日、とん丼亭をスルーした自分は食事にありつくまでに、吉野家をスルーして来来亭をスルーしてうどん屋まで歩くまでの時間をかけてしまっています。これは、食事にありつくまでの時間という観点で言えば大損なのです。僕は店に並ぶという分かりやすい損を過大に評価したために、次の店まで歩くという損に気づかず、結果的に大損をしてしまったのです。大局観を持って冷静に状況を見ていればこのような損はしなかったでしょうが、並びたくないという価値観に支配されて視野が狭くなってしまったために、目の前の小さな損に気づかず、背後の大きな損にやられてしまったのです。 この出来事から僕は教訓を得ました。
幸福を最大化するには最初に足を運んだ飯屋に並べ。
これです。結局並ぶ時間の損を回避しても他の店を探す時間に消えてしまうので、実質的には損を回避できていないのです。であれば、食べたいものを食べるという得を獲った方が幸せになれるのです。ということで、これからは飯屋に並ぶようにします。
|
|
|