関大将棋部の日記
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2023/11/25(土) 自己流棒銀
 こんにちは、Tです。今日部室で、一回生のM野くんと話していて、自分が中高、大学の一回のときまで使っていたT流棒銀をネタに書こうと思います。当時は本当に優秀だと思い込んでいたのですが、今となってはただのネタ戦法ですね。奇襲戦法以下です。その点、へな急が非常に優秀な戦法だと思っています。T流棒銀の解説をする前に絶対に注意してほしいのは、あくまでもネタ戦法であるということです。これを真に受けて読んだり、実際に舐めプ戦法としてやりまくったりすると、相当感覚がおかしくなると思います。現に、その症状が今の僕には現れています。
 では、始めます。まず、現局面なのですが、お互いに1筋の歩を突き合います。そこで、2通りの差し回しがあり、一つ目は香損定跡で、1五歩同歩2四歩同歩1五香一四歩2五歩です。香車を取られても2筋を突破できるため、相手は受けるのが難しく、こちら優勢です(実際は香損が大きく劣勢)。二つ目は、2枚銀で4六銀〜3八飛車〜3五歩〜3六飛車の組み替えです。最後に桂を跳ねて、3筋を制圧していきます。相手は駒を取らないなどの工夫をしますが、こちらはガンガンと駒をぶつけて、抑えこんでこちら優勢です(実際は抑えこむ前に飛車を振り直され、ボコボコにされます)。ここで懸念材料として、2六の銀が取り残されてしまうことが挙げられますが、2六の銀に関しては、相手が取る分には、こちらがその分1手得するので、手得を活かしてこちらよし、取られない場合、実は金二枚の船囲いではあるものの一つ大きな狙いがあります。それは、入玉です。相手の飛車を押さえ込めれば、相手の主な攻め駒は角と桂香です。角で9筋方面から攻めて来る場合は、6八から脱走しに行きます。ちなみに、お互いに飛車をさばき合った場合、でも桂香があればこちら十分で、7七香は同桂で相手が銀を持ったとしても6八から脱走して大丈夫。8四桂は7六桂としても詰めろがかかるではなく、その間に端攻めをして勝ち。8八に打ち込まれる系統は入玉の方針で大丈夫。まさに鉄壁!美濃囲い並みの堅さといえます。さらに7九に銀がいないので、7七に逃げたとき、相手の質駒が一枚少なくなっているのもポイントです。それに加えて、6八〜5七と脱走したとき、2六の銀を3五に動かせば、守備駒にもなります。序盤で攻め駒だったはずの駒が終盤では守備駒に早変わりするのです。(大半はネタですが、入玉に関しては、そこそこある話で去年、一般の大会(三段以下の部)で、対抗形の将棋の4局中3局が玉が2筋へ逃げ中段玉となり、内2局は入玉に成功して勝ちました。)何度も繰り返しますが、今となってはただのネタ戦法ですが、この戦法でクエスト2040くらいまでいけました。
 今はへな急をやっているのですが、非常に優秀ですね。金銀四枚の船囲いなんてBIG4の感覚で相手玉に迫れるではないかと感動しています。その上、本来取られるはずだった右桂までさばけるなんて夢のような戦法です。非常に素晴らしいですね。駄文失礼しました。


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