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2022/10/07(金)
[M野]中学生は飽きやすいって話
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4回生のM野です。 突然ですが、皆さんは漫画やドラマ、小説等に影響されたことはありますか? 人間ならば誰しも何かに影響されると思うのですが、中学生という、精神的に成長段階にある時期には特にそうなのかもしれません。中二病という言葉があるのも、中学生が影響されやすいのを表しているといえるでしょう。 かくいう僕も、そのような中学生の一人でした。今回は、一時(ここ重要です。中学生は飽きやすい。)NARUTOのマイト・ガイというキャラに影響を受けた中学生時代を振り返っていきたいと思います。
マイト・ガイというキャラは、端的に言うと熱血すぎる努力バカで、「自分ルール」なるものを己に課してます。「自分ルール」とは、何かを達成しようと思ったとき、失敗した場合に罰ゲームを自分に課すというルールのことをいい、当時サッカーのクラブチームに所属していた僕はこれに感銘を受け、練習で失敗するごとに罰ゲームを課していました。
その罰ゲームとは、2キロ離れた練習場から自宅までを自転車を押しながら、かつ、走りながら帰るというものです。 今の僕が当時の僕に会っていたら、自転車に乗って帰るか走って帰るかどっちかにしろと平手打ちするでしょうが、当時の僕はかなりアホだったので、これで足腰も鍛えられてスタミナもつくし一石二鳥だ!と考えていました。 周りの友人たちは普通に帰れよと助言してくれましたが、当時の僕は逆に「何でみんなはこうして帰らないんだ?」と疑問に思っていました。友達の助言、大事。
こうして三週間くらい継続していましたが、ある日、この調子でいつも通り帰っていると、警察官に呼び止められました。 何せ練習が終わるのは午後8時半と暗い時間帯でしたし、中学生が自転車を押して走っているという窃盗と思われてもおかしくない状況だったので、呼び止められるのも無理もありません。 しかし不幸なことに、この自転車は父から借りているもので自分のものではないこと、生徒手帳は携帯しておらず自分が何者か証明できないことが重なり、自転車を盗んだのではないかとの嫌疑はますます濃くなっていきました。 泣きそうになりながら親に電話して、そんなこんなでなんとか疑いが晴れましたが、警察官が不思議そうな顔をしながら立ち去ったのを覚えています。
その日家に帰ると、もうあんな怖いことは嫌だなと思い、他の罰ゲームを課すことなく「自分ルール」は廃止しました。足腰も鍛えられることもなく、スタミナもつくこともありませんでした。 その後、努力よりも才能で強い、はたけカカシが好きになりました。 中学生は飽きやすい。 [終わり]
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