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2018/05/30(水)
棋書の紹介
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どうも、最近序盤にハマっているs見です。 前回はF川君が「中盤」と「終盤」のオススメ棋書を紹介していたので、自分も個人的見解で「序盤」のオススメ棋書を紹介したいと思います。 これは一回生のための紹介ですが、やってみたい戦法があるとか、指したことあるけど定跡そんな知らんって方にも参考になるかわかりませんけど参考にしてください。 まず、得意戦法が決まってなければ、まず1つ決めることから始めてください。なかなか決まらなかったら先輩にどれがいいか聞いてみるのもいいです。だいたいその人の得意戦法をオススメされますが... それから個人的な意見ですが「序盤」の定跡は完全に覚える必要はないです。アマの将棋は棋書の通りに進むことはほぼないです。攻め銀の位置や相手の囲い、手順前後、端の突き不突きなどによってかなり変わってきます。なので覚えることは定跡より「指し回し」です。一連の受けや仕掛けの順を知っておくと実戦でも対応しやすくなります。定跡丸暗記が活きるのは相横歩取り、横歩取り4五角戦法、対中飛車5八金右超急戦くらいです。これらの序盤は動かす駒がかなり限られているので逆に丸暗記をオススメします。
ここからが本題です。序盤の定跡は大きく「居飛車」「振り飛車」「その他」に分けられます。順に紹介していきます。対抗形居飛車側の戦法は省きます。
“居飛車” 「矢倉」 部室にあるおススメ棋書はかなり古いですが「矢倉・脇システム」です。相矢倉になるとわりとこの形になります。パターンも少なく先後同型なので覚えやすく、なおかつ定跡勝負になります。また、部室には無いですが、最新棋書の「矢倉の基本」です。これは急戦矢倉はもちろん、3七銀戦法や森下システム、脇システムや雀刺しなど多くの戦法が載っていてしかもわかりやすいので個人的に一番おススメです。 「角換わり」 部室にあるおススメ棋書は「これからの角換わり腰掛け銀」です。アマではあまり流行っていないと言われる戦法ですが、部内では流行りまくってるのでおススメです。部室には無いですが、最近でいえば「角換わり初段の常識」もイイです。最新の4八金2九飛型や、4五桂急戦などが載っていて最新形を知りたい人にオススメです。 「横歩取り」 部室にあるオススメ棋書は「早わかり横歩取り定跡ガイド」です。変化がいっぱい書かれていてややこしくなるかもしれませんが、これでオードソックスな8四飛型、一昔前に大流行した8五飛車戦法、今はやりの青野流などが網羅されていて先後どちらでも指せるようになります。 「相掛かり」 部室にある棋書は少なく、「塚田スペシャルのすべて」くらいです。これは普通の相掛かりとはちょっと違い、特殊なので、部室に無いですが、最新の「相掛かりの新常識」がオススメです。右銀の使い方や、飛車先交換を保留するなどの展開で最新形らしい指し回しで、指しての意味も書かれていてわかりやすいです。 「一手損角換わり」 部室にある棋書は「佐藤康光の一手損角換わり」です。ただこの戦法自体かなり難しいのであまりオススメしません。 「雁木」 部室にある棋書は「雁木伝説」です。が、対矢倉しか書いてないので、対矢倉にはイイですが最新の相雁木や対左美濃の本はA級の某先生が雁木の本を出すという噂があるのでそれに期待しましょう。
“振り飛車” 「四間飛車」 まずノーマル四間飛車ですが、「四間飛車を指しこなす本」です。基本的なことは全て書かれているので初心者にはオススメだと思います。次に各交換四間飛車ですが「各交換四間飛車その狙いと対策」です。この「狙いと対策」シリーズは見やすく、ストレスなく読めるのでオススメです。これらは部室にあると思います。 「三間飛車」 石田流に関しては「これだけで勝てる石田流のコツ」です。これは部室にあります。個人的に大平先生の「これだけで勝てる〜のコツ」シリーズは全ての棋書の中で一番見やすく、わかりやすいです。冒頭に戦法の基本的な理想図や狙い、特徴が簡単にまとめられていて、本の構成も綺麗で素晴らしいです。次はノーマル三間飛車で部室に無いですが「三間飛車新時代」です。これは最新の定跡で三間穴熊やトマホークについても書かれていてかなり面白いです。 「中飛車」 部室にあるオススメ棋書は「ゴキゲン中飛車で勝つための7つの鉄則と16の心得」です。このシリーズも見やすく中飛車を始めるならとりあえずこれです。 「向かい飛車」 部室にあるオススメ棋書は「角道オープン向かい飛車」です。破壊力のある戦法で一気に勝つ変化も書かれていて面白い一冊です。部室に無いですが「向かい飛車その狙いと対策」もオススメです。角道オープンはもちろん、ノーマル、メリケン、角頭歩突きも載っておりいろいろ使い分けられます。
“その他” 「相振り飛車」 オススメ棋書は「これだけで勝てる相振り飛車のコツ」です。これも大平先生の本で、4つの囲いの特徴や崩し方が冒頭に書かれていて非常に参考になります。これも部室にあります。
今までの戦法は相手の対応によっては実現しないことがあって定跡の勉強が無駄になることがありますが、以下は部室にあって、自分の土俵で戦える戦法を紹介します。
「右四間飛車その狙いと対策」 対居飛車にも対振り飛車にも使えて破壊力抜群の戦法です。相手が知らないと圧勝することもあるのでオススメです。 「奇襲研究所嬉野流」 先手の戦法ですが相手が何をしてきても自分の土俵で戦えます。ただ、対策されているときついです。 「とっておきの右玉」 これも相手が角道を開けてくれたら研究通り戦えます。 「窪田流3三角戦法」 これは相手が穏やかに指せば振り飛車みたいになりますが、窪田先生独特の指し回しもあるので面白い本です。
これ以外にもいい戦術書があれば是非教えてください。オススメの理由が雑ですみませんが、参考にしてください。長文失礼しました。次はtくんお願いします。
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