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2018/03/28(水)
さよならだけが人生だ
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喜び悲しみ幾年月、人生で幾度か経験したことがある。毎日毎週のように会うことが当たり前になっていて、親しい仲になっていて、その人なしの日常が想像もつかなくなることがある。さりとていつか別れがやってきて、毎日が同じように流れていく。人生に必要欠くべからず、信じてやまなかった存在も、何時しか不要となってしまう。多忙な日常に飲み込まれ、思い返すこともなくなってしまう。 寂寥感募るこの折節、(OB)M永の割り込みで失礼。
唐代の詩人、于武陵が読んだ「勧酒」に、井伏鱒二が付した妙訳の一節、「さよならだけが人生だ」、この時期はこの言葉を毎年思い出す。
勧君金屈巵 君に勧む金屈巵 金色の盃を君に勧めよう 満酌不須辞 満酌辞するを須いず いっぱい注いだから遠慮はしないでくれ 花発多風雨 花発けば風雨多し 花が咲くと雨風が吹くように 人生足別離 人生別離足る 人生に別れはつきものだ
原文、書き下し文、直訳(M永作)。これに対する井伏の訳が以下。
コノサカヅキヲ受ケテクレ (この杯を受けてくれ) ドウゾナミナミツガシテオクレ (どうぞなみなみ注がしておくれ) ハナニアラシノタトヘモアルゾ (花に嵐のたとえもあるぞ) 「サヨナラ」ダケガ人生ダ (「さよなら」だけが人生だ)
出会いがあれば別れがある、命が有限である限り、この真理は変わらない。納得できる別れがあれば、そうでないものもある。嬉しい別れも、悲しい別れも様々。将棋部を辞めてこの2年、どうしようもない別れも経験した。出会いがあれば別れがある。出会うことは別れること。素敵な出会いもたくさんあった。別れることを恐れては、たくさんの出会いを失ってしまう。そんな気がする。
というわけで!辛気臭い文章は止めにします。「大人で厨二な文章を書いてみよう」そんなコンセプトでした。改めまして、4回生のみんな、卒業おめでとう♪そして、修了おめでとうボク!! 2年前、卒業論文を10日くらいで書き上げて、、少しだけ成長した僕は、修士論文を(だいたい)14日で書き上げました!4日も進歩している!!とは言っても、1日20時間くらい修論書いていたので、執筆総時間は雲泥の差があります。一応A4で280枚くらい書いたしねっ!!温厚で有名(?)な指導教授に厳しく叱責を受け、再三に渡る留年勧告を乗り越え、なんとか修了に漕ぎ着けた次第でした(笑)。世の中には、ブラック研究室なるものがあるようです。年末年始、幾度となく修論の添削依頼をメールで行った僕は、間違いなくブラックスチューデンツでした。最後まで見捨てずご指導くださった指導教授には感謝感涙これ極まれり、といったところ。 学部時代、最大30時間連続でネット将棋を行ったことがありましたが、修論作製にあたって、こんな形で将棋経験を活かすことができるとは思ってもみませんでした。
「どうして僕はギリギリにならないと動けないのだろう」こんな疑問が浮かびました。大学時代のレポートも、大学院時代のレポートも全部そうでした。おそらく僕は、「ギリギリの時間の中で、自分の持てる能力の限りを尽くして困難に立ち向かうこと」が好きなんだろうな、と思います。なんとか形にできた時の「自分の能力に酔ってしまう感じ」忘れられないんですかね。 だから将棋もやめられない。1手30秒や60秒の中で、必死に最善解を模索する。対局に勝った時は、自分の才能に酔いしれる。対局に負けた時は、自分の存在が嫌になる。端的に言ってしまえばそんな感じなんだと思います。 そしてここからさらなる仮説を1つ。「将棋にのめり込んでいる将棋部員、皆レポートギリギリ提出している説」。どうですかね。千里譜読む限り、単位落としている人も多数いらっしゃるようですけど(笑)。
話は戻ってこの2年、将棋部の部室に顔を出した回数は7回でした。少なすぎますね。最盛期なら1週間で達成しています。1〜2回生の方々は「誰コイツ?」と思っていたでしょう。行きたい思いもあったけど、部室は僕にとって辛い場所でもあったし、仲良くなってすぐにお別れ、というのも辛かったから、ほとんど行くことができなかったのかなぁ、と思います。あと、学生選手権の会場でOBのO田君とも話してたけど、OBになった後で部室に行くのって案外勇気がいる(笑)。卒業生たちもそろそろこの気持ちがわかってくる頃であろう。 でも大丈夫★ 僕が部室に現れたとき、嬉しく思ってくれたなら、きっと君たちがOBとして部室に行っても後輩たちは同じ気持ちで迎え入れてくれるはず(笑)。もし僕が部室..(ry そういうことだと思います。 まぁそもそも社会人になったら大学に足を運ぶことそのものの価値が低くなるんでしょうけど。
というわけで(←何が?)、春は出会いの季節♪ 別れを恐れず、じゃんじゃん出会って出会って出会いまくって出会い厨になっちゃいましょう! これまでの僕は、別れの度に、関係を精算して白紙にしてきたところがあります。今回もそうしようと、そうするべきと思いましたが。。今回からは、別れは一時的なもの、久々に再会した時に、「あいつ成長したな」そう思わせられるように日々精進したいなと、関係を続けていきたいなと、そんな風に思っています。
というわけで、OBが書いて良いのか分かりませんが、千里譜読んでたら書きたくなって書いちゃいました。邪魔だったら削除してください。その瞬間、ボクと将棋部の関係が切れます←。まぁ自分で消すかも。 あと分かんないけどM下君見てるの?
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