関大将棋部の日記
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2013/06/26(水) 一軍戦の21歳
I本です。
24をしていたら積極的に煽っていく棋風の人と出会いました。局面は優勢だったのですが、ペースを握られ最後には負けてしまいました。対局して分かったのですが、煽りの目的は精神的同様を誘うことのように見えますが、それは表向きでしかなく、真の狙いは文字を読ませることで相手の持ち時間を削ることのようです。初見で対応するのは結構難しいと思います。

冗談は置いといて。一軍戦の話をしようと思います。時期を逃していますがそんなことは気にしない。
この時期になると各大学の日記が活性化して楽しいですね。僕もまたそれに加わろうと。とこしえの勝利。
全体の結果とかは他の人に任せて自分視点でいきます。

1日目
僕はこの日別用があり会場に到着した時には3局目が始まっていました。オーダーを見ると4勝できるかもな、という感じ。
その後どうなったかはご存知の通りです。観戦していて声を抑えるのが大変でした。僕の一軍戦の思い出は、とても強い先輩達が甲南大学にいいようにやられたところから始まったため、この結果には特別な意味がありました。

1週間の準備期間を利用して2日目のオーダーを考えました。僕は工業戦に出場し、関西学院戦には出ない予定でした。

2日目
大阪工業戦。相振り飛車から自分だけ最高形を作り、さらに普段決まるはずのない筋まで入って圧勝ムード。しかし見落としで大事な駒がポロリしてしまう。それでも先に挟撃形を作っていたのは大きく、押し切る。

昼休みを使ってオーダーの最終決定。急に僕を出した方が得だという流れになり、大慌て。話が違うじゃないか、と言っても仕方ないので、急いで心の準備をしました。
対戦カードが決まってびっくり。一軍戦前に、この人と自分が当たったらチームが危ないかな、と思っていた相手とぶつかってしまったのです。まあでも勝つしかないんですけれどね。

関西学院戦。相振りから2歩を持ち駒にし、相手には歩を交換させないという良い出だし。攻めの権利を握って相手に馬を作らせても囲いを剥がして好調……と思いきや、そこまで進めて相手にB面攻撃の駒を渡しただけだったことに気付く。作らせた馬が黄金に輝いている。自分から必敗の局面に飛び込んだわけでとてもひどい。しかし相手がそれを見送ったため必敗が劣勢くらいで済む。上部脱出を準備しながら粘り、相手がお付き合いしてくれたのでかなりの延命に成功。最後は大駒を2枚奪って逆転勝ち。
対局後部員からは褒められるよりもなんで勝ったの?と言われました。

その後、入れ替え戦のメンバーに選ばれました。今回の内容のひどさを知る自分からすると、いいのかなあという気持ちですが、結果だけ見たら勝率100%と言えなくもなし。
7将で出場することになり、相手は主将さんかなと思っていました。文章力と終盤力に長けた強敵で、当たれば苦戦は必至でしょう。席につくと相手は後輩の知り合いでした。

同志社戦。引き角をしてくることがわかっていましたが、対戦経験はまあまああると思いその戦形へ。中盤の終わりでは相手がいかにも不満そうだったので(声に出ていた)、勝てるかもしれませんでしたが、そこで俗手を指せずに負け。大一番で、俗手がさせないという自分の弱点が出てしまいました。


結果について。部としては勝つぞ!昇級するぞ!と言っていても、どうせ○位くらいだろうな……というように考えていた人もいるでしょう。それは良い事とは言えませんが、責めるのもおかしな話だと思います。僕は怒る気がありません。
そういう人が今回の結果を受けて、関西大学は昇級を狙えると心の底から思えたらならば、きっとどこかで良い影響として現れるのではないかと思います。

活躍した選手としては部長さんを挙げます。嫌〜な当たり方をしていたと思いますよ。ラストは残念でしたね。

最後に、今回の主力(固定メンバー)は入学前から将棋をしている人ばかりでした。大学デビュー組が活躍する姿をもっと見てみたいです。難しくはありますけどね。不可能ではない。やってのけた人も実際にいます。
自分が強くなれば済む話だって?いやぁ、まあそうなんですけどね。

2013/06/18(火) 一軍戦記
K村です。9日、16日に行われた春期一軍戦の結果について書いていこうと思います。まずは、対局に出た人、データ取りをしてくれた人、お疲れ様でした。

一軍戦一日目
一戦目 近畿大学
今回のB級の大学の顔ぶれからしてここの勝敗が最終結果に大きく影響しそうな大学。オーダーの使えない初戦のため(本来は今回のオーダーの一番の使い所)、こちらは現状のフルメンを起用。相当勝負の当たり具合だったが、こちらが勝負どころを落としてしまい2−5の負け。僕の所は予想通り(?)向こうのエースを引き当てる。今までの戦型を省みるに相振りでは経験値と研究量の差で勝負にならないと考え居飛車穴熊を採用し、向こうゴキ中の相穴熊に。固さではこちらが上回るも中盤に上手く動かれ、端攻めが受けにくい形となり、その後はきれいに寄せられて負け。初戦から苦しい出だしになってしまう。

二戦目 神戸大学
こちらと相手の戦力差を考え、今回は少しでも経験にと育成オーダーを起用。上回生を抜け番に、一、二回生を主体に出場させる。結果は1−6の負け。

三戦目 甲南大学
対局前の会議の際に、向こうの主力の一枚がいない、との情報が入る。初日に三連敗するわけにもいかず、一戦目と同じオーダーで勝負しに行く。相当苦しい勝負になると思っていたが、蓋を開けてみると次々に一発が入る形となり、なんと6−1で関大の勝ち。ここ数回の対甲南戦は厳しい結果に終わることが多かったので本当に嬉しい。苦しい所から辛抱し中盤以降持ち直し逆転する対局が複数あったのが印象的。僕の対局は相三間飛車。中盤を迎え作戦負けからジリ貧の流れが見えたのでやや無理攻めと分かっているも先攻する。綺麗に咎められ切れ筋になるが相手の一回のミスに助けられ攻めが繋がり何とか勝ち。勝ったのは良いものの、相手のミスがなければ圧敗の将棋だったので、課題の残る内容だった。

ここから二日目。残り二校に大勝(目標6−1以上の勝ち)すれば暫定二位の近畿大学に勝ち数差で上回り(近畿大の勝ち数も影響するが)関大の二位浮上が見えていた為、なおのことオーダーの読みが重要になる。

四戦目 大阪工業大学
戦力的にはこちらが上回っているが、上述の通り勝ち数が必要な為誰一人として負けられない戦いに。結果は7−0のスイープ勝ち。まずは第一関門突破といった所。自分の所はノーマル三間対居飛車急戦の対抗型に。自分にとっては珍しく相手の手に乗って綺麗に模様を張ることが出来、十分な中盤を迎えられたが相手のゴリ押し気味な攻めに日和ってしまい少々悪くしてしまう。なんとか手を繋ごうと美濃の硬さを活かして攻め、最後は何とか寄せきって勝ち。

五戦目 関西学院大学
いよいよ最終戦。向こうの主力三枚を如何に崩して6勝取るかが壁だった。相手のオーダーの並びからどのようにずらしてくるか想定しづらかったため、誰を出すか最後まで悩んだが、結果は6−1の勝ち。これで関大は自力で二位に浮上し、A級五位の大学との昇級を賭けた入れ替え戦に進むことが出来た。自分の対局は三間対向かいの相振りに。序盤から作戦勝ちが出来たが、仕掛けるタイミングが分からずやや出遅れ、お互い端攻めを見ての切り合いとなった。そこでこちらはB面攻撃に切り替え、相手の攻めを誘発、相手の攻め駒が少ない為、単騎で入玉を目指し何とか成功、
勝ちの局面に持っていった。

入れ替え戦 同志社大学
ここで勝てばA級昇級。ただ勝つ事だけを目指し、A級五位の同志社大学との入れ替え戦に臨んだが、結果は1−6の負け。A級への壁が厚いことを改めて認識した。自分の対局は、相手の先手三間を居飛車で迎え撃つことに。最近の振り飛車の研究課題である7七角型の石田流の持久戦となり、相手の暴れをこちらが受け止めようとするがまとめにくい玉型となり馬を作られ角のラインを活かされる展開となり不利に。その後は何とか粘るも駒不足で受けが効かず負け。


長々と書きましたが、今回関西大学は昨年より順位を上げB級二位となりました。OBの方をはじめ、応援してくださった皆様、一緒に戦ってくれた部員の皆さん、本当にありがとうございました。部長になって初めての一軍戦でこうした結果を出せて、また、個人としても一軍戦で初めて勝ち越せて、嬉しい限りです。今回のMVPといったらやはり一回生のY森君でしょう。初の一軍戦で全勝。流石としか言い様がない。M下君も甲南戦で格上に大きな一発を入れてくれた。

しかし、来期はより厳しい戦いを強いられます。来期を乗り越えるためには、個々の棋力向上(特に終盤力)が最優先の課題と言えるでしょう。今回育成枠で出た人も、残念ながらオーダーに名前が上がらなかった人も、次回からは自分自身が育成ではなく主力メンバーとして出るのだという明確なイメージを持って(「出れたらいいな」ではなく)、日々の対局に向き合って欲しい。特に部内リーグ戦の重要性を意識するようにこころがけてもらいたい。
あと注意すべき点として、今回データ取りのミスが例年に比べ多かったのが気になりました。特に勝敗のミスはオーダーにおいて致命的です。データが意味をなさないばかりか、間違ったデータに引きずられてのオーダーミスに影響して、結果チームの負けに繋がってしまいます。今後こういったことが無いよう、ミスがあった人は反省して、次回に活かしてもらいたい。

さて、一軍戦も終わったことですし、そろそろ新入生にも日記を書いてもらおうかなと。自己紹介、一軍戦終わっての感想、何でも構いません。
次の更新はY森君にお願いします。


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