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2008/03/04(火)
70年代初期 MUSTANG BASS PUのリワインド
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70年代初期のMUSTANG BASS用PUのリワインド作業です。 この手のベース自体スチューデント・モデルのせいかPUもプレベなどと違い、 各弦ごとにマグネットが1本のみの仕様になっています。 マグネットとマグネットの間には細いスティールの平棒が橋渡しされていて、 この間は磁力が確保できるような構造になっていますが、 マグネット幅から外側への振動には対応しきれず、音が小さくなってしまうようです。 オリジナル同様42のDark Enamelで12,000ターン。 60年代末期からFenderで使用されていたこのDark Enamel (国内ではBlack Enamelと呼ばれているようです)は現在ではなかなか手に入りません。 濃いエナメル色というよりむしろ黒色といった感じの色合いです。 現行Fenderはもちろん、大手メーカーでは使用されておらず、 当工房を含め小規模なところで僅かに使用されている程度だと思います。 この時期のFenderではワイヤー周りにラッカーが使用されていましたが、 今回は通常のワックス・ポッティングにて処理。 ほぼオリジナルのサウンドが蘇りました。
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