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2007/07/01(日)
70年代初期のGibson AlnicoXのリワインド
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70年代初期のGibson AlnicoXのリワインド作業です。断線のためリワインドのご依頼を受けた物ですが、 ボディ・マウント用のスクリュー穴が有るボビンの両サイド部分が削り取られ、ワイヤーが僅かに剥き出しになっていたので、テーピングで両サイド上下共に1mm程度補修して継ぎ足し。 このPUはFender系PU同様にポールピース自体がマグネットになっていて、ボビンは通常のP-90とは違いコア部分が若干太くなっているので、P-90の基本ターン数通り10,000ターン巻くとトータル・レングスがかなり長くなります。 それ故P-90より音が太くエッジがクッキリした抜けのイイ音が得られるようになっています。 50年代のこのPUは通常のGibson PU同様にTop→S極ですが、 これは何故かTop→N極で通常と同じ方向巻き。 おまけにアンダー・ボビンで各マグネット同士がアース線で繋がれていませんでした。 このPUのみがミス・ビルド物なのかリイッシュ物全てがこのタイプなのか・・・。 どちらにせよ、仕上がりのサウンドは・・・やはり絶品ですね。
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