My Crazzzzzy Works
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2006/03/01(水) 最初期 # 0009 Double Pickup Esquireを再現!!
初期TELECASTERの文献史上最も詳細かつ信頼のおける本、
「THE BLACKGUARD」に記載されていた「# 0009」のDouble Pickup Esquireを再現してみました。
最初期のESQUERには2 PUの物も何本か存在しその中でも最も初期のモデルに搭載されていたPUです。
恐らくテレキャスターのNeck PUのデザインが決まる前のプロト・タイプだと思われます。
Lap Steel用のPUをそのまま流用し、アッパー・ボビンのみ一回り小さくした物でしょう。
残念ながら現物は断線している為そのサウンドは聴けないようですが、恐らく40年代のLap Steel同様のサウンドに違い有りません。
本品でもBROADCASTER期のNeckポジションを基に、Lap Steel用PUを意識して製作しましたので、
スライドなどには最適ではないでしょうか。カヴァーが無い分よりHighの出方がスッキリしています。
ポッティングも当時と同様ラッカー・ポッティングにて仕上げてあります。
本来ブラック・ガード期のポッティングはクリアー・ラッカーに黒の顔料を混ぜ色づけされたラッカーにPUごとポッティングする行程でしたので、黒の綿糸ではなく白の綿糸が使用されていました。
(55年以降はクリアー・ラッカーでのポッティングのみ)
Vintageテレキャスターはラッカー・ポッティングの為ラッカーがボビンの中央まで浸透せず、
外側のみのため特有のマイクロフォニック現象が起こり易くなっています。
これがテレキャスター独特のサウンドを醸し出してくれている訳ですが如何せん、
現在のような大型アンプの前ではハウリングを起こし易く、なかなか厄介な存在となっています。
ストラトも同様、Vintage FenderのPUはポッティングにあまり時間を掛けていませんので、
中央までしっかり浸透していません。それが「Vintage PUは音の大きい」に繋がっています。

因にBridgeポジションPUはBROADCASTER期のPUを再現した「50 CASTER」を採用しております。
世界に何本現存するか判らない「# 0009」スタイルのDouble PU Esquire、個人的にも造ってみたい1本です。
尚、このPUの製作販売予定はありません。


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