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2005/05/19(木)
Mini Humbucker をVintage P.A.F Sound に!!
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以前から「やろうやろう」と思いつつ、なかなか試せなかったことの1つです。 お客様からも何度かご依頼を受けましたが、自分で納得のいくモノを造り上げていなままお引き受けするわけにはいきませんので、その都度お断りしてきました。 MiniハムにはMiniハムの良さがあります。ハコ物のNeckポジションなどにはとてもイイ感じのマッチングだと思います。 しかしながら、Les PaulのBridgeポジションとなると、やはり物足りなさを感じるのではないでしょうか? Les Paul Deluxeをお使いの方で、ボディ加工をすることなくP.A.Fの音が欲しい!とおっしゃる方も少なくないはず。 そこで今回、ようやく納得のいくパターンが出来上がりましたのでUPさせて頂きました。 Miniハムは通常のHBよりボビンが小さい為、通常のHBほどワイヤーが巻かれていません。 通常のP.A.Fは5,000 x 5,000のターン数が基本となっていますが、Miniハムは4,250 x 4,250程度。 ワイヤーはエナメルではなく、42のPolysolまたはPolynylonのRedが使用されています。 そこで今回、42のFormvarを使いハンド・ワインディングの技を駆使し、Neckポジションには5,000 x 5,000の10,000ターン、Bridgeポジションには5,300 x 5,300の10,600ターンを巻き、4,000 x 4,000ターン程度を想定して造られたPUカヴァーに押し込みました。かなり厄介な作業です。直流抵抗値はそれぞれ約7.23kΩと7.72kΩ。 ポールピースが細い為、通常のP.A.Fと比べると若干ワイルドさに欠ける部分はありますが、# P.A.Fと出力が比較的低めのクリーンがキレイなP.A.Fとの中間くらいのニュアンス。 かなり使えるVintage P.A.F系のPUに仕上がりました。
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