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2004/06/24(木)
Gibson Burst Backer を使えるPUに!
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57 Historic CustomのPU、バースト・バッカー(#1 & #2)を使えるPUにして欲しいとのご依頼でした。確かに「現行の 57 Classicや Burst Backerは音が潜って使えない。歪ませれば何とか使えるけれど、クリーンはどうにもならない。」との話はよく耳にします。(個人的にはどちら場合も使えないPUだと思いますが・・・)とにかく50sのP.A.Fのようにっ!とのことでしたので、両ボビンのリワインドとマグネット交換をしました。とにかく、バラしてみてビックリ! ワイヤーとリード線の接続部分に絶縁処理の紙テープを巻いていないっ! おまけに、ワイヤーがエナメルではないっ!? かすかにエナメル色を施したビニールまたはウレタン被膜のワイヤーではないしょうか。(写真下段右。下のボビンがバースト・バッカーで上のボビンが通常のエナメル・ワイヤーです。)かりにエナメル・ワイヤーだとしたら、よほど質の悪いモノだと思われます。通常ここまで色の薄いエナメルは見たことありません。本家のGibsonがこの程度のPUしか造れないのでは・・・何とも情けない話です。ボディ・シェイプやパーツ位置、バンブルビーの再現など外見の見た目だけでは無く、音の本質にももっと真面目に取り組んで欲しいものですが・・・。 とにかく、ご要望通り50s P.A.Fの音になるようなリワインドをし、マグネットをAlnico 3に交換。抜けのイイ輪郭のハッキリしたPUに造り直しました。ご依頼人曰く「こんなに変わるもんなんですねっ!これでライヴでもレコーディングでも使えます。」現行 Gibson PUでお困りの方、一度ご相談下さい。
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