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2011/04/13(水)
「をぐり考」見学
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今日は、先日花見にお誘いいただいた京楽座の稽古場で座長中西和久さんの一人芝居「をぐり考」 の稽古を見学させていただいた。 作、演出は、ふじたあさやさんである。
あさやさんの隣で… しっかりと見せていただきました。 昨年、中西さんの「しのだづま考」を拝見した時も何役も一人でこなし、 プロフェッショナル!と 感動したが、本日も中西さんの持つパワーに引き込まれてしまいました。 芸は身を託すと言うが… 芸は役者の最大の武器であると思い知らされたのだった。 今回の桝形の芝居でも、 日舞の名取のはんなちゃんの舞いや、きっせいさんの、しの笛、高山さんの琵琶の演奏など聞いていると、舞台人って感じするもんなぁ〜
私なんて…口笛も、ちゃんと吹けない(笑) 身体張って力技使うしか芸のない自分が悲しい。 よし! なんか習い事しよう!って思った夜だった。 話戻り、をぐりを見学しながら、演出家の捲る台本をチラ見し(笑) びっしり印字されてる台詞は、全部中西さんが喋っているわけで、あの膨大な台詞をしゃべりまくることに脱帽だ。 中西さんから目が離せないんだけど、周りの奏者も気になる。しの笛、琴、和風パーカッション? 太鼓やドラや鐘など、すべて鳴らす、(おお!どこかで会ったと思ったら、地べたの和楽器指導に来てくださった。高橋明邦先生だ!) 自ら演奏してるじゃないか! そして、琵琶は高山さんの師匠の田原先生だった。 なんて豪華な〜 あ…忘れてた(笑) 付け打ちを海浩気くんが やっていた。
稽古後のダメ出し… いや、あさやさんは「テイクノート」と言いますが(ダメ出しは、偉くなり過ぎた演出家が使う言葉だと苦笑してる) まで、居させていただいたが、実に勉強になった。そして芝居から素に戻った中西さんのお茶目ぶりが実に良かったなぁ〜 長い年月を過ごした師弟 関係が浮き彫りされていて、なんか良い感じだった。あんな長い台詞間違えるよ。飛ばすよ〜 と同情しそうになったが、あさやんは容赦ない〜「え〜い」が抜けるんだよ。昨日も言ってない。 と指摘します。
あとは、奏者との息が合ってないことの不満! 奏者へのダメ出しは、メイホウ先生が鋭い指摘をする。この人、プロの奏者には厳しいんだわ〜 緊張感ある稽古場だった。帰り際に、あさやさんは「贅沢に芝居作ってるだろ?」とボソッと私に言った。 贅沢三昧だと思います。 本番観たいなぁ〜
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