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2011/03/13(日)
叶えてあげたい
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地震から3日経ち、色んな思いを抱えながら大宮の稽古場に向かいました。 被害にあった場所は、どこも公演で訪れているところ、大熊町も大船渡も毎年行っていた場所…
テレビの映像を見るたびに胸が痛みます。 そしてこの夏も公演が決まっていました。
今…私達に何が出来る? 東少の先代が終戦直後に焼け野原に残された孤児達を見て、勇気と夢を与えるために劇団活動を始めた!子供達の傷ついた心を救ってあげたいと願いをこめて劇団は生まれた。と子供の頃から聞かされてきたが、私も源紀も、正直言ってピンと来ていなかった。私達二世は、もう恵まれた環境で育っていたから、でも、今回、惨事を目の当たりにして、先代の願いが、よくわかった。しかし… 私達は無力なのだ。こんな時だから、勇気を持ってもらうために生きる喜びや意味を感じてもらうために半年間頑張ってきた参加者に公演をやらせてあげたい。でも節電の問題や被災地への自粛のために公演を中止にせざるおえない状況も予想されるのだ。辛いです… 確かに、大概の人達は、この非常時に「芝居」なんてやってる場合じゃないだろ! そう言うであろう…
そう言われて当然な部分もあるが、だからこそ! みんなで前に進んで行くために力を合わせて何かをやり遂げさせてあげたいのだ。それが、そもそも市民ミュージカルをやる我々のテーマだから! 今回のテーマ曲「いつも笑顔で!」今、この歌を 悲しんでる人達、傷ついた心の人達に届けてあげたい。勇気くれる魔法の言葉を信じて欲しい。 どうか市民の夢が叶いますように…そして源紀と話していた、私達がお世話になってきた東北の被災地での慰問公演が実現できる日が来ることを祈るばかりである。 叶いますように…
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