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2003/06/29(日)
続・エニックス日記
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そんなこんなでエニックスの雑誌は最近では「清村くんと杉小路くんと」「マテリアル・パズル」と言った「土塚理弘」先生の漫画と「ぱにぽに」しか読まなくなった訳ですが。 って読んでるやん。
それは置いておいて。
読んでる漫画もめっきり少なくなってしまった訳ですが。
そんなある日、エニックス系雑誌の漫画で、ふと目に留める存在となった漫画がありました。
『これが私のご主人様(原作/まっつー 作画/椿あす)』
目に留める・・・といいましたが、むしろ留まってしまう、留まらざるおえない、と言った方がいいかもしれません。
メイドです。
表紙からして「ものすごく後ろが開いてる&ミニスカ&ガーターベルトのメイド服ofロリ絵」を強調しまくる絵でありまして、それだけでも脳髄につきささる事必至なのですが、それ以上に『絵柄がバリバリ好み』だったのであります。 メイドものだったら他にもありますが、「花京院メイド隊」には全く見向きもしなかったのに、これにはものすごく引きずり込まれました。それくらい僕にとって好みのドツボを突きまくる絵柄でした。
でもまー、絵で買うってのはよくある事で。 今回もそのよくあるパターンの一つになるだけかと思っていたのですが・・・
こ、これは・・・・
・・・・・
・・・・・・・・
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
だめぽ。
もう、もの凄い勢いのバカ漫画です。すごい。ある意味すごい。
とりあえず、その内容についてですが。 それについてはこの漫画の各話のサブタイトルを見ていただければ大体わかるかと。
第一話「これが私のご主人様」
第二話「親の遺産を受け継いで一人暮らしをしている思春期真っ只中の少年が世間の目が届かないのをいいことに広大な屋敷にいたいけな少女を囲って欲望の赴くままに自分の趣味の世界を作って奉仕させているという噂」
第三話「ロリコンで制服マニアで盗撮マニアのギャルゲーマニア」
第四話「異常な状況下で結ばれた男女は長続きせんじゃろう」
と、言うわけで、各話のタイトルを見ただけでどんな内容のストーリーなのかが分かってしまうと言うくらいにとてつもない勢いのバカ漫画。
もっと短く言ってしまうと、「金持ちで鬼畜な男子高校生に借金を作ってしまった姉妹がメイドとして働かされる」と言うストーリーです。
と言っても、これだけ見たら「エルフの『愛姉妹』のパクリじゃねーか」とか「ラブひな系漫画?」とか「また『エイケ○』か・・・」と思われてしまうかもしれません。 でもちょっと違います。
まずタイトル。 「ハクション大魔王」のOPテーマから取ってる題名ってのは分かる人にはまずわかるのですが、それ以上に表紙の絵がアレな為、それとのコンビネーションによりもの凄くだめぽいタイトルとして感じられます。
そしてキャラクター。 主人公「中林義貴」は天涯孤独と言う悲しい身上ではあるものの、それをものすごくポジティブに考えて、親の莫大な遺産で一生遊んで暮らそうと考えているかなりだめな人間。 勉強やら運動やらは全くですが、自らの欲望に非常に忠実な、とってもわかりやすい性質の変態。 人間的な深みも魅力も何もなく、ただただひたすらバカなキャラ。
メイド姉「沢渡いずみ」はとても不幸な女の子。外道なご主人様や父親や同級生(女)やワニ(爬虫類)やらなんやらからに常に貞操の危機を受け、ものすごい勢いで壊れていってる薄幸の美少女(グラマー体型)。それでもたった一人の妹を義貴の手から守るため(といってもそーでもないのだが)、仕方なく義貴の下で言いなりになる日々・・・その扱いのやばさときたら、少年誌「ガンガン」の限界に挑戦し、編集が泣くほどだそうで。 今後どんな絶望的な展開が待ってるのやらお楽しみ。
メイド妹「沢渡みつき」はこの漫画の最強キャラ。性格はものすごくぽわーんとしてて天然・・・と見せかけて非常に計算高く、自分が楽しければ万事OK。義貴の希望通りに「ご主人様」と言ったり、家事も無難にこなしたり、義貴の希望に沿うことをとりあえずやっていくものの、それら全てが基本的に自分がやりたかったことと言うちゃっかり者。転校早々ファンクラブができたかと思えば、その連中を使って義貴や姉を掌の上で弄ぶ、実は鬼なのではないかとすら思える性格の持ち主。
第三のメイド「倉内安奈」は、最初「勘違い」で義貴に惚れてたものの、その後「勘違い」でいずみに乗り換えた剛の者。それゆえ義貴を全く「主人」などとは思っておらず、メイドになったのもいずみに近づくためだけ・・・そんなツワモノです。キレるとやばい。
ワニの「ポチ」はみつきのペットです。もの凄い女好きで、いずみ(一応主人の姉)を襲ったり襲ったり襲ったり、風呂場を覗いたり好みの女の子を手当たり次第にアタックしたり、その欲望の邪魔をする男どもを片っ端から排除したりと、かなりやりたい放題のケダモノですが、みつきに対してのみ絶対服従しております。
姉妹の父親は、変態です。
姉妹の母親は、娘に玉の輿を狙わせてます。
他の連中は、皆さんおバカさんです。
と、そんな感じのキャラクター構成です。
中身はそんな連中がドンちゃん騒ぎしてるって感じなのですが、その中でも色々とお遊び要素満載です。 例えば池の鯉の名前が 「名雪」「真琴」「栞」「舞」「あゆ」 で、ことごとくワニに食われました。「あゆ」は食われながら「うぐぅ」と言ってました。鯉なのに。
他にもありますが、まぁつまりはバカ漫画って事で。
オススメです。 てか、こう言うの好き。
と言うわけで、今日はそんな日記でありましたとさ。
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