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2006/08/10(木)
ワンコ騒動
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夕方、近所のスーパーに買い物に行った時のことです。 入り口にちょっとした人だかりができていました。「なんじゃろ?」と、やじうま心を出して見に行くと、そこにはレトリバーと柴犬の掛け合わせのようなオスのワンコが座っておりました。 大人と子供らが数人いて心配そうに見ているので「どうしたの?」と聞くと、このワンコ、昼からこの場所に座っているらしい。首輪もリードもなく、ただただ一点を見つめてポツンと座っていました。子供達がアタマをなでまくってもしっぽを持っても(←コラ!)、じっと動じず・・。
この入り口は犬をつないで置いてお買い物に行く方は結構いるので、まさかワンコを忘れて飼い主さんは帰っちゃったのかな?それにしても昼からもう5時間も忘れっぱなしってのも変だし、第一首輪もなにもないんじゃ散歩に来た感じじゃないですよね。 今日の東京は34度。猛暑。ただフラフラと遊んでいるだけならこんな暑さの中じっとできないよ。なのでたぶん飼い主さんを待っているんだろうと想像できました。
そうこしているうちにお店の方が連絡した警察官到着。強制撤去(?)されそうになると、何をされても動じなかったワンコが抵抗しました。しっぽを内側に丸めて。
おまわりさんに「このワンちゃん、どうなるんですか?」ときくと「1週間保管して、それで飼い主さんが現れなかったら保健所ですねぇ・・。かわいそうだけど。」という返答。そうだろうとは思ったけど、やっぱりそれを聞いて「ハイ、ではよろしく」とはとても言えません。
で、つい 「ワタシ、引き取ります。」 と言ってしまいました。後先のことを全然考えていません。ワンちゃんが苦手なお兄ちゃんも最近おとなしいワンコやネコを可愛がっているのでおそらく良いお友達になれるかと・・。ともは大喜びだろうな、おっともワンコ飼いたいって言ってたし。ヨシ!飼い主さんが現れるまで、もし現れなくてもずっとお預かりしてよう!と心を決めたところ、 「あー、こんなところにいたー」と飼い主さん登場。どうやら家から抜け出していつもくるこのスーパーに来てしまったらしい。
飼い主さんにやっと会ってしっぽをちぎれんばかりに振るワンコ。よかったねぇ。でもかわいいワンコだったな。一瞬運命を感じたけど、飼い主さんに会えて本当によかった。 でも保健所には処分される動物がいっぱいなんだよな・・と思ったら心がイタイ一日でした。
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