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2005/12/09(金)
我が家のピアニスト(親ばかモード)
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我が家のピアニスト・ちーは面白い音楽性を持っているなぁと感じることがあります。絶対音感を持っているので(それは珍しくないことだからネ)、ワタシが弾く曲を耳コピーで弾いては喜んでいます。当然楽譜は読めません。自作の曲を弾いては喜んでいることもあります。あと曲を違う調で弾く(移調する)と“面白すぎるっ!”と大喜びします。
今日もなんやら弾いて悦に入ってるなぁと思っていたら、ある和音を弾いて「ボク、この和音大好き!心がほわぁぁぁぁんってする」と恍惚の表情で音の世界に入っていました。 その和音は「ドミソ」とか「ソシレ」とかいうオーソドックスな『三和音』ではなく、和声学的にいうと『減7の和音の第3展開形』というなんともミステリアスな和音でした。 うーーん、「ドミソ」「ソシレ」「ファラド」などの『3和音』が砂糖、塩だとすると、『減7』は塩に加えてバジル・タイム・ローズマリー、オレガノみたいなスパイス的な要素が加わった音。普通の塩味でもおいしいけど、バジルが加わると味わいが全然違う・・といえば分かりやすいでしょうか。ちーはその「バジル」を自然に使って「この鶏肉にバジルは合うよねぇ」とうっとりしている・・。そんな感性を持った面白い子です。
ピアノって=音楽ってそういうものだ。楽譜を見て弾ける、指が良く動く、間違えずに弾ける、「減7の和音」って名前を知ってる、それが一番大事なんじゃない。 「心がほわぁぁぁぁんとする」、これだよ! ピアノを習う子供たち!親が「曲の進みが悪いからたくさん練習しなさい!」といったからって作業的にレッスンをこなすんじゃないよ!即興でもいいから「心がほわぁぁぁんとする」音をたくさん感じて、たくさん悦に入ってください。
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