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2005/11/01(火)
グループホーム
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今日、父方の祖母がグループホームへ入所しました。 グループホームとは認知症…いわゆる痴呆だけど自分のことは自分でできる人達が介護師さん達に世話を受けながら共同生活を行う「家」です。 祖母はアルツハイマーと今年の春に診断を受けていました。 両親と祖母の3人で千葉で生活していたのですが、段々と判断力はなくなり記憶はあいまいになってきていました。 特に母との対立がひどく悪いことはみな母のせいになり、いさかいが絶えず、間に立った父は毎日祖母に怒鳴る日々でした。 そんな毎日に根を上げたのは父です。 そんな毎日を繰り返していた為にか夏頃に頭痛が続き検査をすると2個目の脳梗塞が…。しかも以前倒れたときよりも大きいものでした。 家族が一人も欠ける事なく憎しみあわない前にもグループホームへの入所を決断し、今日入所となりました。 たまたまタイミング良く空きが見つかり、場所は私の住まいから徒歩圏内です。 入所目前には自分の子供である父さえわからない時もあり症状は確実に家庭を、いえ家族全員の人格を蝕んでいました。 グループホームへの入所に祖母は「父といたい。」と泣くこともあり、両親の決心は揺らぐこともありましたが、私は祖母を憎まない為にも入所を強く押しました。 痴呆の介護で頑張っている方も世の中にはたくさんいらっしゃいます。入所に関して賛否両論でいろいろな見解があります。 けれど、私は今回の我が家の入所は正しかったと信じたいです。 これから、「帰りたい」と祖母がいうこともあるでしょう。それを聞けばきっと私は胸が痛むと思います。 でも家族ではできる介護に限界があり、お互いが家族という世界で甘えわがままを言い、いつか見たくない部分を見て、憎しみあうようにまで発展してしまうかもしれません。 だったら、介護の知識がある方々にお世話になり、みんなが笑顔で会える日を重ねて行きたいと思います。 私はグループホームへの入所を、祖母のあらたなる門出として受け止めたいと思います。
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