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2021/02/16(火)
嘘に嘘を重ねた東京五輪 第6415回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.4度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しです。
本日、藤沢総合高校空手道部の稽古は、入試期間という事でありませんでした。 19時30分〜20時30分は、久々の「オンライン稽古」を行いました。何より嬉しかったのは、なかなか会えない会員に会えた事とマスク無しで大きな声を出せた事ですーああすっきりした!
さて、タイトルの件ですが 森喜朗氏の女性差別発言の陰で注目される事はありませんでしたが、実はこの間、東京五輪をめぐる重大な事実が明らかになりました。菅義偉首相が記者会見で公然とウソをついていたことが分かったのです。ウソがばれたのは、皮肉にも「同盟国」アメリカのバイデン大統領の発言からでした。 バイデン氏は2月7日のラジオ番組で、東京五輪の開催について初めて公に発言し、「安全に開催できるかどうか科学に基づき判断すべきだ」と述べました(2月8日付共同通信配信)。同配信で、「バイデン氏は東京五輪開催について菅義偉首相と話したと明らかにし『菅首相は安全に開催できるよう一生懸命努力している』と説明」と書かれています。 バイデン氏と菅氏の会談といえば2月28日未明の電話会談という事でしょう。そこで東京五輪についてどんな会話がなされたのかは当然の注目点でしたが、直後の記者会見でのやり取りで、菅首相は 菅氏の答えは、「やりとりはなかった」としています。 「話した」と言うバイデン大統領と「やりとりはなかった」と言う菅首相、どちらかが嘘を吐いている事になります。大統領が嘘を言わなければならない理由はありません。つまり首相の「やりとりはなかった」という記者会見での発言は嘘だという事になります。
東京五輪開催のキーマンの一人が米大統領です。東京オリ・パラ組織委理事の高橋治之氏は米紙ウォルストリート・ジャーナル(電子版)で、五輪開催は「米国次第」とし、「もし大統領が五輪開催に向けて前向きな発言をすれば、強い勢いを得ることができる」と発言したと報じられました(1月28日付共同通信配信) 菅・バイデン会談で東京五輪についてどのような会話がなされたのか詳細は明らかにされていませんが、バイデン氏が2月7日のラジオ番組で述べた事が話されたのは間違いないと思います。それらは「感染状況などを踏まえて判断すべき」「開催が安全かどうかは科学に基づき判断すべき」だという発言です。 このバイデン大統領の発言は「いかなる状況でも行う」(森前組織委会長)という姿勢の菅政権にとっては、開催にブレーキをかけるものです。菅氏は、東京五輪を強行するうえで不都合なバイデン氏の発言を隠ぺいするために公然と嘘を吐いたとしか思えません。
「嘘吐きは安倍の始まり」であり「安倍政権を継承する」という菅政権にとっては、嘘を吐くの当たり前の政治手法なのです。
第一に、安倍―菅政権は都合の悪い事実は平然と嘘を吐く、事実を隠す、文書を改竄する、そして御用マスメデイヤやお抱え評論家を通して情報操作する事を公然そして隠然と行って来ました。
第二に、東京五輪はこうした政権の嘘の積み重ねによって、招致から今日までに至っているということです。 安倍前首相の「(東電原発事故汚染水の)アンダーコントロール」(2013年9月)という国際的大嘘・大ぼらによる招致獲得に始まり、竹田恒和前JOC会長の招致買収疑惑隠ぺい(2018年12月)、安倍・森・小池(都知事)・バッハ(IOC会長)の密室電話会談による「延期決定」(2020年3月)という風な流れを見て見れば、将に嘘で塗り固めらえた歴史と言えます。菅首相の嘘もこの線上のものなのです。
問題なのは、コロナ禍や森前会長の女性差別発言で露呈した組織委の体質だけではありません。安倍政権から菅政権へ引き継がれているこうした嘘の系譜からも、東京五輪が開催されるべきでない事は明らかなのです。
<2月末日までにブログを移行しますーそれまでは新旧両方に書きます。新しいブログは https://ameblo.jp/y-k-yuki/ です。>
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