小林師範の続々指導日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2021年2月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            
最新の絵日記ダイジェスト
2021/03/07 ブログを移行しました
2021/03/06 ブログを移行しました
2021/03/05 ブログを移行しました
2021/03/04 ブログを移行しました
2021/03/03 ブログを移行しました

直接移動: 20213 2 1 月  202012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2021/02/01(月) 日本語を取り戻せ! 第6400回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.6度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しです

 ある本を、読み続けました。目から鱗が落ちました。

 さて、タイトルの件ですが、また新たな日本語解釈が生まれました。「募集していないが広く募った」以上に珍妙で破廉恥です。
 それは、18名の半数以上が反対・疑問、賛成が3名(2割弱)という状況を「概ね(おおむね)賛成」と言った大臣の発言です。これからは国語辞典では、「概ねとはおおよそ1割〜2割程度を言う」としなければなりません。

「隠蔽・改ざん」を繰り返してきた安倍政権を継承した菅義偉首相ですが、なんと新型コロナ対策でも「隠蔽」をおこなって政策を押し通そうとしていた事が再び三度発覚しました。政府は1月22日に、入院措置を拒んだ感染者への懲役刑などの罰則を新たに設ける感染症法改正案等を閣議決定し国会に提出しました。最終的には野党の反対で懲役刑などの罰則は削除されたのですが、未だ法案の修正に応じる前、罰則の是非を話し合った専門家の会議の議事録を隠した上、「専門家も賛成」と大嘘をついていたのです。

この菅政権による大嘘が判明したのは、1月27日に公開された厚労省の「厚生科学審議会感染症部会」の議事録によります。この部会は1月15日に開催されたのですが、政府による法案提出時にも公開されず、議事録も公開されずそれ故に議論の詳細は不明の状態でした。法改正をしようというのに専門家の議論の中身も明かさないまま法案提出する事自体があり得ないのですが、予算委員会がスタートした1月25日になっても、この議事録は出て来なかったのです。

実際、同日の衆院予算委員会では、立憲民主党の後藤祐一衆院議員が「議事録を公開するように私、ずっと求めているんですけど、出てきませんよ。なんで隠しているんですか。出してください」「専門家はどんな意見だったんですか?」と追及を行ったのですが、田村憲久厚労相は「ここに議事録等々ないわけでありますけど、両方、まあ、ご意見がありました。しかしながら、『概ね賛成』というかたちでありました」と答弁しました。
しかし、これがとんだ大嘘だったのです。1月27日になって、公開を求めていた野党側には何の連絡もせず、厚労省はこっそりとHPで議事録を公開しました。

そして、その議事録の中身を見ますと、将に驚愕でした。罰則に「概ね賛成」どころか、18名の委員のうち罰則に賛成していた委員はわずか3名だけで、8名は反対、3名が慎重意見だったのだのです。
たとえば、山田章雄・東京大学名誉教授は「御提案の罰則等は感染源対策はプロモートできますけれども、感染経路対策にはほぼつながらない」「感染症に対する抑制効果がどのように出てくるのかという科学的根拠がない」と言い、白井千香・大阪府枚方市保健所所長も「対策の実効性が確保できるかといったところで、これが独り歩きするような形になると逆に保健所の仕事が増える」と発言しています。がん・感染症センター都立駒込病院の今村顕史・感染症科部長は「罰則をつくることによって、かえって従業者の検査行動を妨げる可能性が極めて高い」とし、中山ひとみ弁護士も「刑事罰であれば前科になるという非常に重い刑罰なわけなので、そういうもので感染症の蔓延防止に本当に実効性を担保できるのかというのは、私自身はやや疑問」と述べているのです。
まっとな意見ばかりですし、この他の委員の発言を見ても、議論は明確な反対意見と慎重意見が大勢を占めており、どこからどうみても罰則に「概ね賛成」等とは言えないものなのです。
議論の締めくくりでは、厚労省の江浪武志・健康局結核感染症課長が「罰則を設けるかどうかということ、それについてどういうものにするのかということについては、国会での審議が必要なことであるということでございますけれども、その際には先生方からいただきました御意見をしっかりお伝えするようにしたいと思います」と述べていました。しかし実際は、専門家である委員たちへの説明とは全く反対で、政府は議事録も公開せずに隠蔽し、尚且つ「概ね賛成」等と事実を捻じ曲げて国会で説明を行っていたのです。

 議論や討論の前提は、正しい情報です。ある考えや提案に反対するも賛成するも、同じ情報が両者に共通のものとしてある事が大切です。しかし、政府はその情報を隠し更には嘘をついて国会で答弁したのです。将に虚偽答弁の見本です。断じて許す事が出来ません!

 * 毎月1日に「三つの心」、「道場訓」及び「子供倫理スローガン」を掲載します。これらには、当会の生徒への指導方針が凝縮されています。心を毎月新たにするために、継続して掲載して行きます。
「三つの心」
(1)ひとつ 「はい」という素直(すなお)なこころ
(2)ひとつ 「ありがとうございました」という感謝(かんしゃ)のこころ
(3)ひとつ 「もうしわけありませんでした」という反省(はんせい)のこころ
「道場訓」
(1)ひとつ 心を磨き体を鍛えます。 
       「こころ を みがき からだ を きたえます。」
(2)ひとつ 正義感、克己及び勇気を身に付けます。 
       「せいぎかん こっき および ゆうき を みにつけます。」
(3)ひとつ 稽古した心技体の成果を出し切ります。
       「けいこした しんぎたい の せいか を だしきります。」
(4)ひとつ 礼儀作法を守り、規律を保ちます。
       「れいぎさほう を まもり きりつ を たもちます。」
(5)ひとつ 仲間を大切にし、励まし合いながら稽古します。 
       「なかま を たいせつにし はげましあいながら けいこ します。」
「子供倫理スローガン」
(1)空手のわざはみせません
(2)ケンカをしてはいけませ
(3)いじめをしてはいけません まずは大人に相談します


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.