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2021/01/22(金)
後藤田正晴元官房長官の「遺言」等(1/3) 第6390回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.4度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しです。
14時00分〜15時00分は、富士塚幼稚園空手道教室の稽古でした。
さて、タイトルの件ですが、昔警察官僚出身で自民党の国会議員で「かみそり」と異名を取った後藤田正晴氏(故人)がいました。官房長官を務めた人です。警察官僚と言いますと、とある副官房長官を思い出すでしょうが、後藤田氏は戦争体験者として、自民党としてまた保守として、それなりの政治的信念と潔白さを持って行動したと思います。
あの阪神淡路大震災の時に、当時の自民・社会・さきがけ連立内閣の時に「地震は天災だから防ぎようがない、しかしこれからは、まかりまちがうと人災になる。しっかりやって欲しい」と村山首相に提言しました。また「震災対策を政争の具にしてはいけない。すべての人が持っている智恵を、垣根を越えて一本にしてやってほしい。」という言葉も残しています。
先週の土曜日、中和田南小学校での稽古が11時30分に終わり、同じ泉区の下和泉小学校での稽古が13時00分から開始という事で、帰宅せずに近くで昼食を取り、少し時間がありましたので下和泉地区センターの図書室で本を読んでいましたら、同氏の『日本への遺言』をいう本が目に留まりました。読んでいて、なるほどと思う所がありました。
安倍−菅政権では、自民党は党内から平和主義者が一掃されてしまい、どう言えば良いのでしょうか立派な保守主義者も消え去ってしまいました。 それ以前は、自民党内にも戦争体験者がいて自民党内でもいわば「歯止め」を掛けていました。また、社会党や共産党とは主義主張は違っても、憲法や法律をないがしろにしないでそれらの手続きを守り、また野党にも配慮をしていて、それなりに聞く耳を持っていた様に思います。だいたいが大物政治家はそれなりに太っ腹で、批判という事には権力で押さえつけるのではなくて、批判で応えるという対応をしていた様に思います。(もしかして自分は、良い事だけ記憶しているのかも知れませんが。)
「地震は天災だから防ぎようがない、しかしこれからは、まかりまちがうと人災になる。しっかりやって欲しい」 地震は既に起きてしまったのでもうどうしようもありません。しかし、対応をしっかり行えばそれ以上の被害を食い止める事ができます。反対に対応を誤れば、被害を拡大し、更に復興で遅れを取ります。その被害や皺寄せは弱者(いわゆり災害弱者)に行きます。そうさせないのが、政府のトップの責務です。 今の新型コロナウイルス対策ですが、ある意味未知のものであり、現に起こりつつあります。ですので、地震と同一に論じる事は出来ません。しかし、現在の政権や多くの首長の対応を見ていますと何か「人災だよな」と言いたくなります。そして、何よりも正しい情報の提供と真摯な説明、纏めれば説明責任が果たされていません。この後藤田氏の言葉をしっかりと噛みしめて欲しいです。
「震災対策を政争の具にしてはいけない。すべての人が持っている智恵を、垣根を越えて一本にしてやってほしい。」 現政権が喜びそうな言葉ですが、実際は野党はしっかりと提言と提案をしています。反対に政権は一部の業界の利益を優先したり、弱者をまるで切り捨てているかの様な対応をしています。また「GO TO トラベル」の一時中止や「緊急事態宣言」の発出も、内閣の支持率低下という事で判断したりしています。更に、一部報道によれば、麻生副総理が、前年行った定額の給付金に否定的なのは、菅・二階ラインと麻生・安倍ラインのバトルの一部であり、給付金を出さない事により菅首相にダメージを与える為だと言われています。 今、新型コロナウイルス対策を「政争の具」にしているのは、政権与党だと思います。
<2月末日までにブログを移行しますーそれまでは新旧両方に書きます。新しいブログは https://ameblo.jp/y-k-yuki/ です。>
他にも紹介したい言葉がありますので、明日(以降)書きます。
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