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2021/01/15(金)
安倍首相の愛読書マキャベリの君主論』より 第6383回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しです。
14時00分〜15時00分は、富士塚幼稚園空手道教室の稽古でした。
さて、タイトルの件ですが、菅政権の支持率は支持率の低下と不支持率の上昇が止まりません。不支持が支持を上回り始めています。ある意味当然です。
菅首相が愛読するマキャベリの『君主論』に君位を守るうえで、味方にする必要ありと判断した人民、兵士、貴族とかの集団が、もし腐敗していれば、あなたも、彼らの気持を満たすために、その気風に染まらざるをえないのであり、となれば、この場合、善行があなたの仇になる、という言葉がありました。「人民、兵士、貴族とかの集団」を与党とヒラメ官僚と読み替えると、成る程と思いました。 まあ、与党とか官僚を腐敗させ続けて来たのは、安倍政権とその時の官房長官だった菅首相ですので、自分がして来た事の成果を、今受け取っているという事になるでしょう。つまり、自業自得というものです。
その他、『君主論』に現在のの状況にぴったしの所がありましたので、ご紹介します。
第19章「軽蔑と憎悪を避けるべきである」では、「君主は人々の憎悪を軽蔑を招く事を避けなければならない」として、前者についてては「強欲で臣民の財産や婦女子を奪う行為」であり、後者は「無節操、軽薄、軟弱、臆病、優柔不断と見られる行為」だとしています。
第22章「君主の秘書官」では、秘書官(側近)について「ある君主のどの程度のものか推測する場合、ます彼の近辺にいる人物を見るが良い。(もし彼らが有能かつ忠実でない場合は)、彼はその選定において早々と誤りを犯しているのであるから、彼(君主)に対して高い評価を与える事はできない。」 確かに今のいわゆる官邸官僚を見ていますと頷けます。
第23章「追従を避けるにはどうしたら良いか」では、君主は「諸々の事柄について下問し、彼ら(臣下や秘書)の意見を聴取し、その後一人で自分なりの判断を下すべきである。この場合これらの助言者たち及び各々が、腹蔵なく意見を述べべれば述べるだけますます受け容けられる事を各々が知るようにしなければならない。また、これらの人々以外には耳をかさず、決断したことは実行し、決定は断固として守る事が必要である。もしこの様に行動しないならば、追従者によって危険に陥れられるか、あるいは他人の意見が種々雑多であるのに応じてしばしば意見を変更する事になり、君主の評判の低下を招く」とあります。 将に、諫言(かんげん)に耳を傾けない、自分の意見や政策やビジョンがなくて外野(二階?)の意見に「耳を傾け」たりしながら急に方針変更をし「しばしば意見を変更する事」により「評判の低下」をしています。
今何よりも問題なのは、それらより国民の命と暮らしが危機に瀕している事です。
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