小林師範の続々指導日記
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2020/09/11(金) 日本ではなくて日本語を取り戻せ!
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.6度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 14時00分〜15時00分は、富士塚幼稚園空手道教室の稽古&昇級審査会でした。
 19時00分〜20時30分は、大和道場(下福田中学校武道場)の稽古&昇級審査会でした。

 さて、タイトルの件ですが『論語』に以下の話があります。
(転載開始)
 『論語』 子路第十三の三 名正しからざれば則ち言順わず

 子路(しろ)が孔子に尋ねました。
 「衛公が先生をお迎えして政治をなさるとしたら、先生はまず何をなさいますか?」
 孔子は、「まず名の秩序を正すつもりだ。」と答えられました。
それを聞いた子路が、「これだから先生は、本当に遠回りがお好きですね。どうして名の秩序を正す必要がありますか?」と言ったので、
 孔子は、「お前は本当にがさつだね、人格者たるもの自分に解らぬことには口出ししないものだ。もし名の秩序が正しくなければ、言葉の意味が混乱する。言葉の意味が混乱すれば、何事もできなくなってしまう。何事もできなければ、礼儀や音楽といった文化が盛んになることも無い。文化が盛んでなければ、刑罰をもって公正に人を裁くことができなくなる。刑罰が公正でなければ、人々は安心して体を休めることもできなくなってしまうだろう。だから人格者は、正しい名をもって正しく話すのだ。一度話したら必ず実行せねばならない。慎重に言葉を選び、軽々しい口を利いてはならんのだ。」
 とおっしゃいました。

 「もし名の秩序が正しくなければ、言葉の意味が混乱する。言葉の意味が混乱すれば、何事もできなくなってしまう。」という辺りですが、今で言えば、ちゃんとした言葉で話しなさい、そうしないと世が乱れてしまいます、という事です。もっと生々しく言いますと、政治の世界では、きちんとした言葉で話し、討論し、質問し答弁しなさい、という事ですし、そうしないと政治が乱れるという事です。

 で、今大事なのが「日本」を取り戻せ!ではなくて「日本語を取り戻せ」だと思います。今の政権は、「云々」を「でんでん」と読む様な誤読もお笑い草ですが、そもそも日本語の本来の意味を変えてしまったのが本当に酷いです。また、日本語で書かれた文書をないがしろにするのも醜いです。

 以下箇条書きでですが、述べさせて頂きます。

1 日本語の意味を反対にする
(1)丁寧な・・・
   安部政権での「丁寧(ていねい)な説明」:官僚の答弁書を読み上げる事又は「後日検討を致します」と答弁する事。総じて質問をはぐらかす様に言う事。自分の失敗等を棚に上げ質問者を攻撃したり上げ足を取る事。
(2)真摯な・・・
安部政権の「真摯(しんし)な説明」:質問に対して答えない事。論点をずらす事。例えば「今の感染状況は第二波という認識ですか?」という質問に「第一波とか第二波とかの定義がないので答えられない」と答弁していました。それならば、政府(大臣)が「第二波に備えて」と答弁していますが、この定義はないのでしょうか?定義もなく答弁したのでしょうか?
(3)○○に寄り添う
  安部政権の「国民に寄り添う」: 誰に寄り添うかを明言しないで使用する。主に国民に対して発せられるが、寄り添う相手が違う(国民以外の)様を言う。

2 日本語で質問に答えない
  質問の意図と違う答弁を繰り返す、一般論を長々としゃべる、今後の方針や「決意」「希望」を述べてはぐらかす(「真摯に向き合い丁寧に説明して行きます」「今後は誤解のない様に・・・」「○○の様に受け取られたとしたら如何でございます。」)、 問題がなかったことにする(「問題ない」「指摘は当たらない」)そして「不思議な言葉でかわす」(「募集はしてない。募っている」)そして「ご飯論法」を使う<ご飯論法:国会では、「あなたは今朝、朝ご飯を食べましたか?」と言う質問に対して「いえ、パンを食べましたのでご飯を食べていません。」という「朝ごはん」論法というのが政府・与党を中心に流行。質問者も「朝食を取りましたか?」という風に予め質問を考えて出す事が必要。>

3 日本語の文章を勝手に変更したり廃棄したする
  恣意的で杜撰な公文書管理が罷り通り、破棄、データー復元拒否、改竄、不正統計及び隠匿等のありとあらゆる文書に対する冒涜(ぼうとく)を繰り返す
  その為に政策決定のプロセスが不透明となり歪められ後の検証が出来ない
まさに「三みつ」で「隠密」「密造」及び「密処分」

4 定義を変える又は定義しない
  例えば、「反社」については、政府の文書での定義があるのに、閣議で「その時々の社会情勢により変化するので定義出来ない」とする。その理由は、「桜と見る会」でいわゆる反社と写真を一緒に撮った事を追及されない為という事である。

5 そもそも日本語を「回避」する=記録を作らない一例
  安倍晋三首相ら一部の高官が新型コロナウイルスの対応を実質的に決める政府の「連絡会議」について、今年2020年1〜3月の40回分の記録を毎日新聞が分析したところ、議事内容の記載は平均で10行しかなく、首相ら高官の発言の記載は一切なかった(2020年 9月10日付け『毎日新聞』デジタル版)
 幸い?「のり弁」なかったが、政府高官の発言の記載が一切ないのであれば、隠す必要がないという事 しかし、記録としての意味が全くなし 政策や施策の決定に至る過程が全く不明 この手法は政府の責任を回避する為のものだと言わざるを得なし
  <記録は蓮舫・参院議員(立憲民主)に対して政府が開示した議事概要などで、連絡会議がスタートした1月26日〜3月5日の40回分。この期間中には、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」への対応▽大規模イベントへの自粛要請▽全国一斉休校▽中国など海外からの入国制限等を決定。>

<「3.11」より19年目です。>


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