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2020/09/10(木)
「自助・共助・公助」 第6257回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.8度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
18時00分〜20時45分は、横浜道場(上矢部地区センター)の稽古&昇級審査会でした。こちらも2019年12月以来の昇級審査会でした。全員合格でした。良かったです。
さて、タイトルの件ですが、自民党の総裁選挙が行われています。「本命」たる菅官房長官がスローガンとして「自助・共助・公助」を打ち出しました。菅官房長官は、安倍政権の継承を唱えていますので、「アベノママ政権」とか「第五次安倍政権」とか揶揄(やゆ)されています。それは、モリ・カケ・桜・河井・IR等、それぞれ一つだけで政権が倒れる様な問題でしたが、それを倒れないない様にしたのが菅官房長官です。記者の質問に対して、「結論が出ている」、「調査済み」等の回答で、これらを全て不問に付す、何もしないという事を明言したのです。 その菅官房長官が9月8日の総裁選立候補者の合同記者会見でボードを掲げて「自助・共助:公助」を提起しました。自助=自分、共助=家族・自治体そして公助=政府ですが、最後が政府ですか?これって政府の責任や指導を放棄という事の宣言ですね?つまり、国は何もしません 税金だけを払ってください 税金は大企業を金持ちの為に再配分します、っと言うに等しいです。 阪神大震災をはじめ国内の自然災害被災地の復興に深く携わってきた兵庫県立大大学院・減災復興政策研究科長の室崎益輝(よしてる)教授が「行政がこの言葉を持ち出すときに根底にある通念は、7:2:1の原則。『自助』7割、『共助』2割、『公助』1割で、『公助』の限界を示し、基本的には自己責任を唱えるニュアンスです。」と述べています。
作家で政治活動家の雨宮処凛(あまみやかりん)さんもこう述べています。 (転載開始) 貧困の現場で16年間活動している私なりにこの言葉を通訳すると「自助」とは「自己責任で自分でなんとかしろ」「共助」とは、「一家心中するまで家族で助け合え」「共倒れするまで地域で助け合え」「公助」は、「何もかも失わないと公的福祉は機能しないからやっぱり自己責任でなんとかしろ」という意味である。 (転載終了)
また、政治家では枝野立憲民主党代表が「政治家が自助と言ってはいけない。政治家の責任放棄だと思っています。政治の役割は公助なんです。この公助を最後にもってくるとか、自助と並べること自体が私たちとは明確に政治姿勢が違う」と言っていますが、同趣旨だと思います。
また、ある人が「これでは学校現場で、授業をしない又はしっかり授業できない教師が、『出来ないのは君たちの責任です。まず自習しなさい、自分で調べなさい。それで分からなければ友達や親に聞きなさい。それでも分からなければ、私が(教師)が教えてあげましょう。』という事」と述べています。同感です。
菅官房長官の「自助・共助・公助」へのそれぞれの解釈です。参考にして頂ければ幸いです。
* 秋刀魚(さんま)高い様です・・・
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