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2020/08/29(土)
バイアスとかパラダイムとか(1/2) 第6245回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.7度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
9時00分〜11時30分は、藤沢湘南台道場(湘南台公民館体育室)の稽古でした。体験入門者が2家族3名いました。 13時30分〜15時00分は、くるみ保育園分道場の稽古でした。 17時00分〜19時は、「特別稽古」でした。
さて、タイトルの件ですが私の自省と言いますか自戒と言いますか、人間の判断、認識についてその心理についての考察です。今日は、前半です。
1 バイアス 偏見とか偏光と訳します。 (1)確証バイアス 仮説や信念を検証する際に、それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視又は集めようとしない傾向の事です。 → 多分に自分もこういう傾向があるかも知れません。例えば、ある子どもの形を指導する時に、「この子はこういう癖がある」と思って見ていますと、本当は、良い所を探して上げなくてはならないのですが、その癖だけが目に入り「そうだな、ここが良くない」という風に見てしまいます。 (2)正常化バイアス 社会心理学的用語で、災害等で自分に都合が悪い情報を無視して、過小評価してしまう心理の事です。 2 パラダイム ある時代のある社会で当然と思われている事です。このパラダイムの変換がパラダイムシフトです。コロナ中そしてコロナ後を見通してパラダイムシフトが起こりつつあります。
3 プロクルテレスのベッド 現実を、自分の尺度(考え)に合わせて、解釈するという事です。 プロクルテレスは、ギリシアのアッチカの地、アテナイへ向かう山間の 街道に出没した悪名高い山賊です。彼は、旅人を捕らえて来ては鉄製のベッドへ連れて行き「もしおまえがこのベッドにぴったり合うようならば、命だけは助けてやろう」といって、旅人をその鉄のベッドに寝かせました。そして、その旅人がベッドよりも大きすぎてはみ出せば「わしが合わせてやろう」と、はみ出した身体の部分を切り落とし、小さければ「合うように、引っ張ってやろう」と言いながら引き裂いて殺したというのです。一説によれば、鉄のベッドは大小2つあり、大きい人には小さなベッドを、小さい人には大きなベッドを当てがったと言われています。いずれにせよ彼に捕らえられ生 きて助かる者は誰一人としていなかったのです。この事から、ある基準に無理矢理暴力的に従わせようとする事の例えとして「プロクルス テ スのベッド」 と言います。 なお、 こ のプ ロ ク ル ス テ スも結局は英雄テセウスに同じやり方で殺される事になりました。 (続きます。)
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