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2020/08/26(水)
組織のトップの在り方 第6242回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
11時30分〜12時30分は、やよい台幼稚園空手道教室の稽古でした。 17時〜19時は、藤沢湘南台道場(湘南台公民館体育室)の初級向けの稽古でした。 19時〜21時は、湘南台公民館の稽古で、組手中心で行いました。
さて、タイトルの件ですが、組織はトップのものではありません。しかし、組織はトップで決まります。ある意味、トップそのものが組織と言っても過言ではありません。ですので、単に自民党ではなくて安倍自民党、麻生自民党、森自民党・・・最悪ですが・・・
でやはり頭に浮かぶのが、ニューヨーク州のクオモ知事と某国の首相の違いでしょう。 新型コロナウイルスによる混迷のさなか、アメリカで注目されたのが、ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏です。クオモ知事は、1957年生まれの62歳で、父もNY州知事で、民主党員です。弟のクリス・クオモ氏は、CNNでニュース番組のアンカーを務めています。 2020年3月初めにNY州の感染が始まるとすぐ記者会見を開き、テレビ中継されました。以後毎日の様に、記者会見を続けています。 どこかの首相とは大違いです。 このクオモ知事のスピーチが、評判になりました。クオモ知事の会見は、事実→意見→討論(記者とのQ&A)の順序で進みます。 まず事実をはっきりさせる事が大切です。これは共通の認識です。 それに対して、意見を述べます。この意見については、立場や利害関係から様々です。それで良いのです。何か全員の意見が一致したとしたらそれこそ怖いと思います。何か異常な力が働いていたとしか思えません。 そして、ではベストではなくてもベターな意見なりそれに基づく施策や政策なりを作り出して行くのが討論(Q&A)です。これにより、不十分な点が明らかにされたり、共通の認識が培われて行きます。 そして、最後に「私はこう決断する。その責任は私が取る」と明言します。クオモ知事は、3月22日の記者会見でNY州の外出禁止令について、「この決断の責任は、私がとる。(中略)もしも、不満だったり、誰かを責めたくなったりしたら、私を責めてくれ。私以外の、誰のせいでもないのだから。」と述べて称賛されました。
しかし、日本はどうでしょうか? まず、事実を出さない若しくは隠す又は改竄する若しくは廃棄する事が罷り通っています。更に、政策等の決定プロセスが曖昧で、隠してさえいます。 その上、記者(国民)の質問を受け付けません。記者会見での記者の「質問」も事前通告で、それへの回答も官僚作成のものを棒読みです。「台本営発表」というものです。
更に、責任を取ろうとしません。「責任は私にある」という言葉は発する事がありますが、一度をして責任を取ったためしがありません。「責任」という言葉を、こんなにも軽くした人はいません。 さて、安倍晋三首相は4月7日の緊急事態宣言でのスピーチが済んだあと、記者との質疑応答に応じた。最後のほうでイタリアの記者が、日本は外国のようなロックダウンをしないという選択をして、「一か八かの賭けが見られますね。・・・失敗だったらどういうふうに責任を取りますか」、と質問をしました。それに対して安倍首相が、「例えば最悪の事態になった場合、私たちが責任を取ればいいというものではありません。」と責任を回避して自己保身にきゅうきゅうとしていました。
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