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2020/08/22(土)
ポケットに手を入れる 第6238回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
9時〜11時は、藤沢湘南台道場(湘南台公民館ホール)の稽古でした。 13時30分〜15時は、くるみ保育園分道場の稽古でした。
17時〜19時は、自主稽古でしたが私は不参加でした。申訳ありません。 借りていますレンタル倉庫の「引っ越し」があり、荷物を移転先に搬送しました。
さて、タイトルの件ですが、今朝のNHK(昨夜の再放送)の『チコチャンに叱られる!』で「人は何故ポケットに手を入れる」というのをやっていました。 理由は「不安を和らげるため」でした。人は、不安になると自分に触ります。すると不安を和らげるオキシトシンというホルモンが分泌されます。不安になると頭や額(ひたい)に手を当てたり、腕を組んだり足を組んだりするのは、そういう事だそうです。例として歯医者で腕を組むというのを紹介していましたが、確かに!私も歯医者に行きますと、治療中は腕というか指を組んでいました。
で、実は体験入門に来た年長の子どもが良くポケットに手を入れていたのですが、その度に「ポケットに手をいれるのは止めようね。倒れた時に顔か落ちて痛いよ」と注意しましたが、まあ10分〜20分に一度位そういう状態でした。それが理由かどうかは分かりませんが、入門には至りませんでした。 この事を知っていれば、単にポケットに手を入れる癖をあれこれ言うのではなくて「何か心配事とか不安な事でもあるの?」と聞いていれば、展開が変わったと思いました。
人はその行為や行動だけを見て注意をしたりしますが、どうしてそういう行為や行動を取るのかの原因を、しっかり見極める事と出来ればその原因を一緒に少なくするとかなくすとか、という風に考えるのが良いと思いました。 私が空手道の指導者として大変尊敬します先生は、例えば首を横に曲げる癖がある選手に対して「首を曲げない」という指導だけでなく、どういう時に首を曲げてしまうかを、例えば姿勢や目線、足の位置、動作の最初か途中か最期かという風に、首を曲げるというそこだけでなく色々な原因を推測して、試していました。 ここから学んだのは、悪い癖とか良くない動作の原因は、それが出ている所ではなくて、違う場所にある、という事でした。「そこだけ見ない」という風にも言えます。 更に、それについての色々なパターンと対処法(オプション)を多数持たなければならない、という事でした。これは、尊敬する先生の長い指導歴という経験から出てくるのでしょうが、そういう視点があたからこそ、蓄積出来たものだと思います。「考え方が大切」という風にも言えます。 ただ、一般的には個人の経験(時間)には制限や制約がありますので、他の指導者や書物などから学ぶという事も大切だと思います。指導者もまた学び続けなくてはならない、という事だと思います。
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