小林師範の続々指導日記
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2020/08/13(木) 香港の民主主義の行方 6229回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
   
 今日も暑かったです。夕方少しだけ雨が降って(そう夕立ち!)、少しだけ過ごしやすくなりました。

 さて、タイトルの件ですが、香港の民主運動のリーダー達が、政府の政策に抗議しを批判したという事だけで、次々と『香港国家安全維持法(国安法)』で逮捕されています。(その後保釈されていますが、訴追される可能性があります。)

 単に言論だけで、実力行使をした訳でもありません。最近逮捕されました周庭(アグネス・チョウ)さんは、民主化団体を脱退し、団体も解散し、その後のSNSの発信でもそうとう穏やかなものだったと言われています。映像を見ますと、後手に手錠を掛けられていて、「少しでも国家を批判すればこうなる」という「見せしめ」そのものでした。
 本国に送られたら、死刑より辛いと言われる拷問の危機があります。事実、過去にも刑期を終えて香港に戻った人は、廃人同然になっていたという事も聞いております。誠に言語道断です。

 中国は、共産主義国家でも社会主義国家でもありません。労働者や農民の利益を代弁する国家でもありません。国家官僚、共産党官僚そして近年急速に台頭して来たいわゆる富裕層の利益を代弁する国家です。これが、私の基本的な認識です。

 この様な状況で、習近平を国賓として呼ぼうと、主張している連中もいます。日本政府も、明確に中国批判を行っていません。8月11日、菅官房長官は「香港情勢について引き続き重大な懸念を有している」として「香港は緊密な経済関係と人的交流を有する極めて重要なパートナーであり、1国2制度のもとに自由で開かれた体制が維持され、民主的、安定的な発展をしていくことが重要との(日本の)立場は一貫している。このような考え方は、中国側にも外相の電話協議を含む、さまざまな機会に伝達している」と説明しました。
 しかし、中国と香港政府に対する批判や非難や抗議の言葉は、一切ありません。これでは「中国に対しては、今まで何のアクションも取っていませんし、今後も一切取りません」と言っているに等しいと思います。
 そこには、中国と切っても切れない経済界の状況が反映しています。大企業の為の経済のみを優先する現政権が行っている国内での政治と経済政策が、外交という場でも同じ様になるという事です。「外交は内政の延長」と言われる所以です。

 「金だけ 今だけ 自分だけ」の政治をきっぱりと止めさせる事が大切です。
 いずれにしろ、この事も、国会を開いて論議して欲しいです。

民主派のリーダー 周庭(アグネス・チョウ)氏のインタビュー
https://meyou.jp/search/%23FreeAgnes/


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