小林師範の続々指導日記
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2020/08/31(月) 拝啓 安倍首相様 第6247回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.6度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 17時〜19時は、横浜道場(新橋コミハ)の幼年等&初心者の稽古でした。
 19時〜21時は、会場を領家中学校体育館に変えて中級以上の稽古でした。

 朗報です。西が岡小学校体育館が使用可能となりました。第1及び第3木曜日に使います。

 さて、タイトルの件ですが、安倍首相が8月28日に辞任しました。持病が悪化した為という事です。世間では「同情」の声もある様ですが、敢えて同情しない人間もいる事を明らかにする事が必要と思いました。フェイスブックに書いたものを転載致します。

(転載開始)
 拝啓 
 安倍晋三様
 一昨日8月28日の記者会見、拝見しました。失礼ながら7年以上、特にコロナ渦以降は、フェイスブックやブログに貴方と自公政権について沢山書かせて頂きました。
 横道にそれますが、誰かが「(メディアは)厳しく言うところは厳しく言えばいい」と前置きした上で、「7年何ヶ月総理されて病気でこうなっていたというところに関しては『お疲れ様でした』と言ってもいい」と憤慨しておりましたが、私はこの言葉に憤慨を致しました。「僕は大阪ではばんばん記者とけんかしたけど、指摘を受けて改めるところは改めた。記者もちゃんとやったところは評価してくれた」と言いました。では、貴方は「ばんばん記者とけんか」したでしょうか?記者の質問を封じ、質問をはぐらかし、嫌いな記者を会見から排除し又は指名をしないという事を続けて来ました。マスコミを篭絡し分断し、国民の知る権利を奪って来ました。
これだけを取っても決して、貴方に「ご苦労様」なんて口が裂けて言えません。私達は、貴方の政治に依り、本当に困難を強いられ塗炭の苦しみを受けて来ました。貴方の7年8が月は「悪夢」ではなくて、悪そのものでした。そして、それは貴方が辞めたとしても、終わらないのです。これからも貴方の悪の所業に苦しめ続けられるのです。
 書きたい事は山ほどありますが、簡単にまとめます。貴方の悪の遺産(レガシー)です。
 1 憲法と法律の恣意的解釈又は解釈変更を頻繁に行ってきました。
 2 国会や記者会見で質問に対して噛み合わない答弁と質問をはぐらかす答弁(ご飯論法)を続けて来ました。
 3 杜撰を飛び越えて悪質な公文書管理をして来ました。不都合な記録やデーターの破棄、改竄、不正(捏造)、公開拒否、黒塗り公開及び議事録未作成は日常茶飯事でした。
 4 忖度政治、忖度政策及び忖度答弁を行き亘らせて、与党にも官僚にも忖度という恐怖政治を敷いて来ました。
 5 責任と説明責任を全て回避し、逃げ回って来ました。そして、「時が過ぎれば国民は忘れるさ!」という無責任政治を続けて来ました。
 6 国会を軽視し、強行採決を日常化しました。
 7 結果、無責任政治、無責任政策、無責任人事を蔓延させました。

 以上、不躾とは存じますが、何か世間が貴方に同情の目を向けている節もございますので、非礼を返りみず、お手紙させて頂きました。
 なお、総理を辞任しましても、疑惑の数々について免責されるものではない事を、念の為、書き添えさせて頂きます。
敬具
(転載終了)
小林志光フェイスブック https://www.facebook.com/kobayashi.yukimitu

2020/08/30(日) バイアスとかパラダイムとか(2/2) 第6246回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.6度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 17時00分〜20時は、「特別稽古」(六会公民館ホール)でした。

 さて、タイトルの件ですが私の自省と言いますか自戒と言いますか、人間の判断、認識についてその心理についての考察です。今日は、後半です。

4 認知的不協和 
  現実が自らの「思い込み」と乖離した場合に「思い込み」を是正するのではなく、人間が現実認識を歪め、自己正当化を図る現象を言います。
 
5 経路依存性
  人間が任意の状況で決定する際に、過去の前提が成立していないにも関わらず、自らが過去に下した決定や経験に制限されてしまう現象です。
「旧態依然」とか「先例に則る」「先例に縛られる」とか「決めた事は止められない/変更出来ない」という事です。

6 認識協同体
  特定の共同体に属する人間が、当該共同体の意見のみを認識し、安心感を覚え、共同体内の認識と現実が乖離したとしても、見ない、聞こえないふりをして自分を安心させる現象です。いわば「同調圧力」何かは、外的にこれを強制するものだと思います。

7 センメルヴィス反射
  通説にそぐわない現実を受け入れようとせずに、正しく現実を説明する人間を攻撃し、自己正当化を図る現象です。横行しています「○○警察」が典型です。

2020/08/29(土) バイアスとかパラダイムとか(1/2) 第6245回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.7度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 9時00分〜11時30分は、藤沢湘南台道場(湘南台公民館体育室)の稽古でした。体験入門者が2家族3名いました。
13時30分〜15時00分は、くるみ保育園分道場の稽古でした。
 17時00分〜19時は、「特別稽古」でした。

 さて、タイトルの件ですが私の自省と言いますか自戒と言いますか、人間の判断、認識についてその心理についての考察です。今日は、前半です。

1 バイアス  
  偏見とか偏光と訳します。
(1)確証バイアス
   仮説や信念を検証する際に、それを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視又は集めようとしない傾向の事です。
 → 多分に自分もこういう傾向があるかも知れません。例えば、ある子どもの形を指導する時に、「この子はこういう癖がある」と思って見ていますと、本当は、良い所を探して上げなくてはならないのですが、その癖だけが目に入り「そうだな、ここが良くない」という風に見てしまいます。
(2)正常化バイアス
   社会心理学的用語で、災害等で自分に都合が悪い情報を無視して、過小評価してしまう心理の事です。
 
2 パラダイム
  ある時代のある社会で当然と思われている事です。このパラダイムの変換がパラダイムシフトです。コロナ中そしてコロナ後を見通してパラダイムシフトが起こりつつあります。

3 プロクルテレスのベッド
  現実を、自分の尺度(考え)に合わせて、解釈するという事です。
  プロクルテレスは、ギリシアのアッチカの地、アテナイへ向かう山間の 街道に出没した悪名高い山賊です。彼は、旅人を捕らえて来ては鉄製のベッドへ連れて行き「もしおまえがこのベッドにぴったり合うようならば、命だけは助けてやろう」といって、旅人をその鉄のベッドに寝かせました。そして、その旅人がベッドよりも大きすぎてはみ出せば「わしが合わせてやろう」と、はみ出した身体の部分を切り落とし、小さければ「合うように、引っ張ってやろう」と言いながら引き裂いて殺したというのです。一説によれば、鉄のベッドは大小2つあり、大きい人には小さなベッドを、小さい人には大きなベッドを当てがったと言われています。いずれにせよ彼に捕らえられ生 きて助かる者は誰一人としていなかったのです。この事から、ある基準に無理矢理暴力的に従わせようとする事の例えとして「プロクルス テ スのベッド」 と言います。 なお、 こ のプ ロ ク ル ス テ スも結局は英雄テセウスに同じやり方で殺される事になりました。
(続きます。)

2020/08/28(金) 安倍首相辞任 第6244回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.8度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 11時30分〜12時30分は、富士塚幼稚園空手道教室の稽古でした。
 19時〜20時30分は、大和道場(下福田中学校)の稽古でした。

 さて、タイトルの件ですが、安倍首相が17時から記者会見を行い辞任を正式表明しました。これでやっと「悪の安倍政権」が終焉を迎えます。しかし、自公政権は続きます。まだまだ気を抜けません。

 共同通信社の配信ですが、安倍首相は自民党本部での幹部会合で、辞任の理由について「病気が理由で正しい判断ができなくなる」と説明した、とありました。もう既に、正しい判断が出来ていませんでした。
 更に、同社の配信で、安倍首相は公明党の山口代表との会談で「新型コロナウイルスに対応する状況の中、迷惑を掛けない辞任のタイミングは今しかないと決断した」と語った、としています。もうとっくに迷惑が掛かっています。
 
 安倍首相は、ことあるごとに「悪夢の民主党政権時代」と言い、「アベノミクスで民主党政権時代よりGDPが増えた」と胸を張りますが、民主党政権時代にはGDPの試算に含んでいなかった「開発費」や「不動産取引」など、ありとあらゆるものをGDPに加算して、思い切り上げ底にして数字を膨らませたのです。そのため、景気が良くなったという実感が全くないのに、GDPだけは右肩上がりだったのです。更に、経済成長は年率1〜2%でしたが、同時期欧米は3〜4%でした。経済成長率の要因となったのが原油安でした。同じ条件なのに、日本の経済成長率は欧米より低かったのです。

 雇用が改善されたと言っていますが、確かに実数は増えていますが、反対に不安定は非正規雇用者が増えていました。彼らは、このコロナ禍で真っ先に職を失っているのです。

 外交はどうでしょうか?安倍政権が解決するとした北朝鮮の拉致問題は1ミリも進展しませんでした。北方領土問題も何一つ前進していません。トランプ大統領との会談を幾度も行いましたが、ぼろくず同然を兵器を売りつけられただけです。
 安倍首相が昨年までの7年間で世界各国にバラ撒いた総額は、累計60兆円にも及ぶのです。もちろん、途上国への支援など必要な支出もありますが、原発推進のためにイギリスへ1兆円とか、プーチン大統領のご機嫌をとるためにロシアに3千億円、この中には考えられないバラ撒きが数多く含まれているのです
その極めつけは、アメリカ製欠陥兵器の大量購入です。147機も「爆買い」した欠陥戦闘機F35は、1機116億円、維持費307億円なので、147機で合計6兆2千億円です。すでにベテランの航空自衛隊員が青森沖に墜落して死亡しており、事故状況はアメリカのベテランパイロットが開発時から指摘している欠陥そのものなのに、防衛省は「操縦ミス」として片付けたのです。何故なら、欠陥を認めると147機というビッグビジネスが白紙になってしまうからです。途中で断念しましたイージスショアだって、「欠陥」と共に、実は今では相手のミサイルが進歩して全く防衛にもならない代物なのです。
もしも、安倍首相が世界へのバラ撒きをしなかったら、アメリカ製欠陥兵器の大量購入をしなかったら、今回の新型コロナの給付金は、1人当たり10万円ではなく、7〜80万円ずつ給付できたのです。

 そして、安倍政権は政治機構と官僚機構を、将にずたずたにしてしまいました。というのは、公文書を、自分達に都合が悪い場合には隠す、捨てるそして改竄するのは日常茶飯事です。作るべき資料を作らない、作っても情報公開しない、しても肝心な部分は黒塗りの「のり弁」です。更には、自分の主張を正当化する為、法案を通す為のデーター捏造し改竄もそれこそお手の物でした。

 まだまだ書き足りませんが、これ以上は書きません。悪夢というより悪そのものの安倍政権が終焉しましたが、安倍的なものが終焉するとは限りません。微力ながら、なにがしかの力になる様に引き続き頑張って行きます。

2020/08/27(木) 品性下劣 トップの器に非ず 第6243回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 さて、タイトルの件ですが、腹に据えかねたので、書かせて頂きます。

 今日、8月27日お昼に麻生副総理の記者会見のニュースを見ていましたら、胸糞が悪くなって来ました。こういう人物が、「元総理」で「現副総理」で「安倍首相の後継者の一人」という事で、暗澹たる気持ちになりました。品性下劣!記者に対する上から目線!!あなたは893か!!!記者の質問は、国民が知りたいと思っている事を代弁しているのですが、その記者を愚弄する事は、すなわち国民を愚弄する事だと感じました。
 
 「安倍首相の健康不安説をどのようにお考えですか?」と質問したテレビ朝日の記者に、麻生財務相がいつもの上から目線で「帰ってこられた顔色見たって、どう考えたって画像の映りの悪いテレビ朝日でも顔色良く映ってたもんね。無理して顔色良くして映像流した訳じゃないだろ? そんな技術もないだろうし」と悪態をついたのです。

 この模様は、8月27日の『バイキング』(フジテレビ)で紹介され、司会の坂上忍が呆れた様に「どこかの局が画像が悪いなんてことかあるんですか?」と出演者に話を振ると、薬丸さんが「まず何様? って思います。この方」と感想をもらした後で個人的感情はとりあえずおいといて、副総理として言わなきゃいけないこと、質疑応答はちゃんとしていただきたいと思う」「こんな物言いしかできないんだったら、このポストにいないでいただきたいですね。本当に。これが一番醜い」と述べました。

 至極当然の受け答えですが、ネット右翼が一斉にバッシングを開始しました。
 <薬丸裕英さんって麻生さんに対して何様とか謎に偉そうな事言ったけど一国の副総理にこの発言は酷すぎる 。もう政治批判でもない バイキングはいらないしもし台本ならフジテレビ自体終わってる。><薬丸こそ何様だよな 麻生太郎は偉そうなんじゃなくて 偉いんだよ 。目上の人に言葉遣い気をつけろと言えるだけの薬丸様なの? キモオタ顔のおっさんじゃん。><この人、麻生さんが何故、あんなふうに言ったのか理解できてないね。 麻生さんは当たり前の感情で当たり前の事を言っただけ。 なんか言っちゃってるこの人が哀れに見える。不愉快でしかない。 分からないなら発言するな。>

 要するに「麻生様は偉いだよ」(小林志光:だから偉そうにしても良い)とか「言葉遣いに気をつけろ」とか「当たり前の感情で当たり前の事を言っただけ」というのは、もうどうしようもない発言です。「偉いから上から目線で良い」というのでしょうか?政府のトップの一員が「当たり前の感情で当たり前の事」を言って良いのでしょうか?そういうのを、その地位に相応しくない、というのです。

 麻生財務相といえば、パーティや会合での差別発言だけでなく、政権に問題が起きたとき、信じられない開き直り発言や報道陣に対してとんでもない対応をすることで有名です。
たとえば、福田淳一・元財務事務次官のセクハラ問題では「はめられて訴えられているんじゃないかとか、世の中にご意見ある」と被害女性を攻撃した挙句、「セクハラという罪はない」「殺人とか強制わいせつとは違う」と、まるでセクハラがたいした問題でないかの様に開き直りました。
 管轄の金融庁で「老後2000万円問題」が勃発した時も、当初は、報道陣に「100歳まで生きるってことを考えたことがあるのか」「いまのうちから考えておけってこと」と説教です。
 また、公文書改ざんでは「個人の問題、個人の資質は大きかった」と自殺した近畿財務局職員・赤木俊夫さんに責任を押し付けました。その後、赤木さんの遺書と手記が『週刊文春』(文藝春秋)で公開されても、いったんは「週刊文春」のゲラを読んだともらしておきながら、「私は(手記の)現物をいただいていませんから」「読んでいないのでなんともお答えしようがない」と回答を拒否した上、こう言い放ったのです。ちょっとさあ、財研(財政研究会=財務省の記者クラブ)だったらさあ、WTI(原油価格)が20(ドル台まで)も下がってどうですかくらい(の質問が)出んのかね? えらいことじゃないの(笑)」
 コロナ対応も酷かったです。休校措置にともなう補償をするつもりはあるのかという質問に、麻生首相は「つまんないこと聞くねえ」「上から(上司から)言われて聞いているの? 可哀そうにねえ」と記者を攻撃したのです。
 さらに、安倍首相の健康不安問題でも、質問する記者に「140日休まないで働いたことないだろう? 140日働いたこともない人が、働いた人のこと言ったって、わかんないわけですよ」と、上から目線の混ぜっ返しをしたばかりです。

 とにかく、記者の質問にはまともに答えず、そのかわりに「自分は特別な人間だ」という上から目線丸出しで、悪態をつき、高圧的な物言いで追及を封じ込むこの態度は、とても副総理のものではないと思います。

2020/08/26(水) 組織のトップの在り方 第6242回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 11時30分〜12時30分は、やよい台幼稚園空手道教室の稽古でした。
 17時〜19時は、藤沢湘南台道場(湘南台公民館体育室)の初級向けの稽古でした。
 19時〜21時は、湘南台公民館の稽古で、組手中心で行いました。

 さて、タイトルの件ですが、組織はトップのものではありません。しかし、組織はトップで決まります。ある意味、トップそのものが組織と言っても過言ではありません。ですので、単に自民党ではなくて安倍自民党、麻生自民党、森自民党・・・最悪ですが・・・

 でやはり頭に浮かぶのが、ニューヨーク州のクオモ知事と某国の首相の違いでしょう。
 新型コロナウイルスによる混迷のさなか、アメリカで注目されたのが、ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏です。クオモ知事は、1957年生まれの62歳で、父もNY州知事で、民主党員です。弟のクリス・クオモ氏は、CNNでニュース番組のアンカーを務めています。
 2020年3月初めにNY州の感染が始まるとすぐ記者会見を開き、テレビ中継されました。以後毎日の様に、記者会見を続けています。 どこかの首相とは大違いです。
 このクオモ知事のスピーチが、評判になりました。クオモ知事の会見は、事実→意見→討論(記者とのQ&A)の順序で進みます。
まず事実をはっきりさせる事が大切です。これは共通の認識です。
それに対して、意見を述べます。この意見については、立場や利害関係から様々です。それで良いのです。何か全員の意見が一致したとしたらそれこそ怖いと思います。何か異常な力が働いていたとしか思えません。
 そして、ではベストではなくてもベターな意見なりそれに基づく施策や政策なりを作り出して行くのが討論(Q&A)です。これにより、不十分な点が明らかにされたり、共通の認識が培われて行きます。
 そして、最後に「私はこう決断する。その責任は私が取る」と明言します。クオモ知事は、3月22日の記者会見でNY州の外出禁止令について、「この決断の責任は、私がとる。(中略)もしも、不満だったり、誰かを責めたくなったりしたら、私を責めてくれ。私以外の、誰のせいでもないのだから。」と述べて称賛されました。

 しかし、日本はどうでしょうか?
 まず、事実を出さない若しくは隠す又は改竄する若しくは廃棄する事が罷り通っています。更に、政策等の決定プロセスが曖昧で、隠してさえいます。
 その上、記者(国民)の質問を受け付けません。記者会見での記者の「質問」も事前通告で、それへの回答も官僚作成のものを棒読みです。「台本営発表」というものです。

 更に、責任を取ろうとしません。「責任は私にある」という言葉は発する事がありますが、一度をして責任を取ったためしがありません。「責任」という言葉を、こんなにも軽くした人はいません。
さて、安倍晋三首相は4月7日の緊急事態宣言でのスピーチが済んだあと、記者との質疑応答に応じた。最後のほうでイタリアの記者が、日本は外国のようなロックダウンをしないという選択をして、「一か八かの賭けが見られますね。・・・失敗だったらどういうふうに責任を取りますか」、と質問をしました。それに対して安倍首相が、「例えば最悪の事態になった場合、私たちが責任を取ればいいというものではありません。」と責任を回避して自己保身にきゅうきゅうとしていました。

2020/08/25(火) 喜ぶべきか恐れるべきか 第6241回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古でした。3年生が3名参加し、賑やかな稽古となりました。
 19時〜21時は、藤沢長後道場(長後公民館体育館他)の稽古でした。

 さて、タイトルの件ですが、政府の専門家組織が「第二波ピークは7月末か」「まだ警戒緩めないで」と記者会見発表しました。

(要約開始)
 新型コロナウイルス対策について厚生労働省に助言する専門家組織(アドバイザリーボード)は8月24日、「第二波」(「再拡大した新規感染」)とも言われる現在の流行は7月末がピークとみられ、新規感染者数は緩やかに減少しているとの見解を示しました。政府の分科会も7月21日に同様の見方を公表していました。一方、重症者数は増えており、感染予防の対策など警戒を緩めるべきではないと呼びかけました。
 1人の感染者が何人にうつすかを表す「実効再生産数」は8月上旬の時点で多くの地域で1を下回り、感染は縮小しているとしました。とはいえ、実効再生産数は未だ1に近いので、感染者数が多い地域(小林志光:「エピセンター」)では、店舗への営業時間短縮や休業要請を止めると、感染が再拡大する可能性があると指摘しました。  
 報告日ではなく発症日別の感染者数を地域毎に分析しますと、全国的にピークは7月27〜29日とみられ、その後は減少に転じているという事です。その要因として、都道府県による自粛要請や、市民の行動変容、感染対策の徹底など行政による接待を伴う飲食店への積極的な対応などを挙げました。実際に全国の新規感染者の報告数も、8月14日までの1週間は前週と比べると1,400名以上減っています。
 脇田隆字座長は「今のところピークが見えるが、(波の収束につながる)ピークアウトという見解ではない」としました。
(要約終了)

 ピーク時に「GO TO キャンペーン」をしていたという事でしょうか?その時点で延期(前倒し中止)をしておいて、感染が収まった時点で開始すれば、反対にもっと効果があったのではないでしょうか?
 それと「第二波」(正しい認識です!)というのは、マスコミの用語ですよね?専門家会議は言う訳ないですよね?政府(分科会や専門家組織)は、「再拡大した新規感染」と言っているのですが、これって「第二波」ですよね?「第二波」を認めたら「GO TO キャンペーン」は中止しなくてはなりませんし、「緊急事態宣言」も出さなくてはなりません。絶対に、言葉だけでも「第二波」を認めないという事なのです。

 では、何故7月下旬から8月上旬にピークアウトしたのでしょうか?理由は簡単で、専門家会議が指摘した様に国民が自主規制したという事だと思います。
 もう一つ考えたいのは、梅雨明け―猛暑―酷暑という事です。沖縄は別として、梅雨明けは、九州南部の7月28日から東北南部の8月2日となっていますので、一致しませんか?(沖縄県は別の要素がありますー米軍基地と観光客です。)
となると、反対から見れば寒くなってくる秋から冬にかけてが、大きな不安要素となるんです。

 梅雨入りは、沖縄を除いて、九州南部の5月30日から東北南部6月11日となっています。感染は7月から増え出しています。こうなると湿気が感染拡大と関係しているという事になるのでしょうか?それとも、雨だと窓を開ける機会が減って換気が出来にくになり、いわゆる「三密」が助長されるからでしょうか?(当然ですが、感染拡大は人の動きが活発化した事と、ウイルスが変異した事が大きな要因です。)

 もし後者であれば、寒くなって暖気の為に窓を開ける機会を減らす様になると、秋以降は結構危機的な感じがします。

2020/08/24(月) 子どものマスク 第6240回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.8度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 17時〜19時は、横浜道場(新橋コミハ)の幼年等&初心者の稽古でした。
 19時〜21時は、会場を領家中学校体育館に変えて中級以上の稽古でした。

 さて、タイトルの件ですが、共同通信社ジュネーブの配信です。

 世界保健機関(WHO)と国連児童基金(ユニセフ)は8月22日までに、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けたマスク着用の子ども(18歳未満)向け指針を公表しました。
5歳以下はマスクを適切に着用できないことが多い上、他人に感染させる可能性も他の年代に比べて低いとして、着用は不要としました。
 6〜11歳については、重症化しやすい高齢者と同居している場合等、状況に応じて着用の是非が検討されるべきと指摘しています。
12歳以上は、大人と同様の扱いで問題ないとしています。また、発達障害を抱えている子どもに対しては年齢を問わず、マスク着用を強制しないよう推奨しました。

 私は、以下の通りに纏めました。参考にして頂ければ幸いです。(  )内は、私の考えです。

  5歳以下(幼年まで):マスクは着用しません

  6〜11歳(小学生):高齢者は持病持ちの人と同居している場合には着用します

  12歳以上(中学生及び高校生):大人と同様の扱いとします。

  発達障害等を持っている子供:着用は任意とします。

  <世界的には、年齢で区分して学年で区分いていません。これは、学期の始期が違うからだと思います。空手道組手競技でも、若年層については、「12歳未満(11歳以下)」、「14歳未満(12歳&13歳)」、「カデット((14歳&15歳)」及び「ジュニア((16歳&17歳)」という風に区分されています。>

2020/08/23(日) 「言いたい事と言わねばならない事」 第6239回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 17時〜20時は、「特別稽古」でした。
指導者が私を含めて3名、参加者も30名以上で、活気がある稽古となりました。

 さて、タイトルの件ですが、「反骨の記者」と言われました桐生悠々(きりゅう・ゆうゆう)という記者がいます。1873(明治6)年、金沢生まれで、明治から戦前にかけ、軍部と権力者を痛烈に批判し続けた反骨の新聞記者です。
 東京帝国大卒で、中日新聞社の前身の一つである『新愛知新聞』や、長野県の『信濃毎日新聞』で主筆を務める等、複数の新聞社で活躍しました。。信毎時代、社説「関東防空大演習を嗤(わら)ふ」を書き、木造家屋の多い東京上空で敵機を迎え撃つ想定の陸軍演習の無意味さを批判。軍部の怒りを買い、退社に追い込まれました。晩年は愛知県で個人誌「他山の石」を刊行しました。「言いたい事と言わねばならない事と」はここに掲載されたものです。1941年に(昭和16)年に68歳で永眠しました。ここのその「言いたい事と言わねばならない事と」を再掲します。
(転載開始)
 人動(やや)もすれば、私を以て、言いたいことを言うから、結局、幸福だとする。だが、私は、この場合、言いたい事と、言わねばならない事とを区別しなければならないと思う。
 私は言いたいことを言っているのではない。徒(いたずら)に言いたいことを言って、快を貪(むさぼ)っているのではない。言わねばならないことを、国民として、特に、この非常時に際して、しかも国家の将来に対して、真正なる愛国者の一人として、同時に人類として言わねばならないことを言っているのだ。
 言いたいことを、出放題に言っていれば、愉快に相違ない。だが、言わねばならないことを言うのは、愉快ではなくて、苦痛である。何ぜなら、言いたいことを言うのは、権利の行使であるに反して、言わねばならないことを言うのは、義務の履行だからである。尤(もっと)も義務を履行したという自意識は愉快であるに相違ないが、この愉快は消極的の愉快であって、普通の愉快さではない。
しかも、この義務の履行は、多くの場合、犠牲を伴う。少くとも、損害を招く。現に私は防空演習について言わねばならないことを言って、軍部のために、私の生活権を奪われた。私はまた、往年新愛知新聞に拠(よ)って、いうところの檜山事件(注1)に関して、言わねばならないことを言ったために、司法当局から幾度となく起訴されて、体刑をまで論告された。これは決して愉快ではなくて、苦痛だ。少くとも不快だった。
 私が防空演習について、言わねばならないことを言ったという証拠は、海軍軍人が、これを裏書している。海軍軍人は、その当時に於(おい)てすら、地方の講演会、現に長野県の或(ある)地方の講演会に於て私と同様の意見を発表している。何ぜなら、陸軍の防空演習は、海軍の飛行機を無視しているからだ。敵の飛行機をして帝都の上空に出現せしむるのは、海軍の飛行機が無力なることを示唆するものだからである。
 防空演習を非議したために、私が軍部から生活権を奪われたのは、単に、この非議ばかりが原因ではなかったろう。私は信濃毎日に於て、度々軍人を恐れざる政治家出でよと言い、また、五・一五事件及び大阪のゴーストップ事件(注2)に関しても、立憲治下の国民として言わねばならないことを言ったために、重ねがさね彼等(かれら)の怒を買ったためであろう。安全第一主義で暮らす現代人には、余計なことではあるけれども、立憲治下の国民としては、私の言ったことは、言いたいことではなくて、言わねばならないことであった。そして、これがために、私は終(つい)に、私の生活権を奪われたのであった。決して愉快なこと、幸福なことではない。
 私は二・二六事件の如(ごと)き不祥事件を見ざらんとするため、予(あらかじ)め軍部に対して、また政府当局に対して国民として言わねばならないことを言って来た。私は、これがために大損害を被った。だが、結局二・二六事件を見るに至って、今や寺内陸相によって厳格なる粛軍が保障さるるに至ったのは、不幸中の幸福であった。と同時に、この私が、はかないながらも、淡いながらも、ここに消極的の愉快を感じ得るに至ったのも、私自身の一幸福である。私は決して言いたいことを言っているのではなくて、言わねばならない事を言っていたのだ。また言っているのである。
 最後に、二・二六事件以来、国民の気分、少くとも議会の空気は、その反動として如何(いか)にも明朗になって来た。そして議員も今や安んじて―なお戒厳令下にありながら―その言わねばならないことを言い得るようになった。斎藤隆夫氏の質問演説(注3)はその言わねばならないことを言った好適例である。だが、貴族院に於(お)ける津村氏の質問に至っては言わねばならないことの範囲を越えて、言いたいことを言ったこととなっている。相沢中佐が人を殺して任地に赴任するのを怪しからぬというまでは、言わねばならないことであるけれども、下士兵卒は忠誠だが、将校は忠誠でないというに至っては、言いたいことを言ったこととなる。
言いたい事と、言わねばならない事とは厳に区別すべきである。
昭和十一年六月
(転載終了)
 「言いたい事と、言わねばならない事とは厳に区別すべき」というのは、私もそう考えていますが、もしかしてどこかでこれを直接又は間接(誰かの引用)に読んでいたかも知れません。(明確な記憶はありません。)

注1 檜山事件 名古屋市の女学校の校長が校内での不倫を隠すため、事実を知った女性教師らを解雇しようとした事件
注2 ゴーストップ事件 大阪市で信号無視をした陸軍兵を警察官が注意し、けんかとなり、その後、陸軍が警察に抗議し、軍部と内務省の対立に発展した事件
注3 斎藤隆夫氏の質問演説 いわゆる「粛軍演説」。軍部に綱紀粛正(粛軍)を求めると同時に、議会を軽視し、政治への介入を強める軍部を批判

2020/08/22(土) ポケットに手を入れる 第6238回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 9時〜11時は、藤沢湘南台道場(湘南台公民館ホール)の稽古でした。
 13時30分〜15時は、くるみ保育園分道場の稽古でした。

 17時〜19時は、自主稽古でしたが私は不参加でした。申訳ありません。
 借りていますレンタル倉庫の「引っ越し」があり、荷物を移転先に搬送しました。

 さて、タイトルの件ですが、今朝のNHK(昨夜の再放送)の『チコチャンに叱られる!』で「人は何故ポケットに手を入れる」というのをやっていました。
 理由は「不安を和らげるため」でした。人は、不安になると自分に触ります。すると不安を和らげるオキシトシンというホルモンが分泌されます。不安になると頭や額(ひたい)に手を当てたり、腕を組んだり足を組んだりするのは、そういう事だそうです。例として歯医者で腕を組むというのを紹介していましたが、確かに!私も歯医者に行きますと、治療中は腕というか指を組んでいました。

 で、実は体験入門に来た年長の子どもが良くポケットに手を入れていたのですが、その度に「ポケットに手をいれるのは止めようね。倒れた時に顔か落ちて痛いよ」と注意しましたが、まあ10分〜20分に一度位そういう状態でした。それが理由かどうかは分かりませんが、入門には至りませんでした。
 この事を知っていれば、単にポケットに手を入れる癖をあれこれ言うのではなくて「何か心配事とか不安な事でもあるの?」と聞いていれば、展開が変わったと思いました。

 人はその行為や行動だけを見て注意をしたりしますが、どうしてそういう行為や行動を取るのかの原因を、しっかり見極める事と出来ればその原因を一緒に少なくするとかなくすとか、という風に考えるのが良いと思いました。
 私が空手道の指導者として大変尊敬します先生は、例えば首を横に曲げる癖がある選手に対して「首を曲げない」という指導だけでなく、どういう時に首を曲げてしまうかを、例えば姿勢や目線、足の位置、動作の最初か途中か最期かという風に、首を曲げるというそこだけでなく色々な原因を推測して、試していました。
 ここから学んだのは、悪い癖とか良くない動作の原因は、それが出ている所ではなくて、違う場所にある、という事でした。「そこだけ見ない」という風にも言えます。
 更に、それについての色々なパターンと対処法(オプション)を多数持たなければならない、という事でした。これは、尊敬する先生の長い指導歴という経験から出てくるのでしょうが、そういう視点があたからこそ、蓄積出来たものだと思います。「考え方が大切」という風にも言えます。
 ただ、一般的には個人の経験(時間)には制限や制約がありますので、他の指導者や書物などから学ぶという事も大切だと思います。指導者もまた学び続けなくてはならない、という事だと思います。

8月絵日記の続き


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