小林師範の続々指導日記
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2020/07/16(木) 森友事件自死損害賠償事件の裁判始まる!妻雅子さん陳述(1/2) 第6201回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 本日は、横浜道場(泉スポーツセンター 第三体育室)の稽古でしたが、
17時〜18時30分と18時45分〜21時までに二部制で、形中心で行いました。

 さて、タイトルの件ですが、森友事件での文書改竄を命じられた赤木俊夫さんが、「内閣が吹っ飛ぶようなことを命じられた」「下っ端が責任を取らされる」「僕の雇用主は日本国民。だから、国民の方を向いて働く」と奥さんの雅子さんに語っていたという事です。
 首相の「私や妻が関与していたら総理も国会議員も辞める」発言があり、官僚達が首相に忖度した事でで公文書改竄に走り、それを押し付けられた末に赤木俊夫さんは自死しました。
関与していた佐川宣寿氏以下37名は全員不起訴となりました。しかも多くは天下りしたり、出世したりです。
 国民の事を真剣に思う人が悲しい目に合い、権力に忖度し迎合する人が甘い汁を吸う、このままで良い訳がありません。
奥さんの雅子さんは損害賠償を求めて提訴しましたー全てを明らかにして欲しいという気持で。その裁判が、昨日7月15日に始まりました。赤木さんの陳述全文を転載致します。(ブログの文字制限の都合で2回に分けます。
(転載開始)
 2018年3月7日のことです。夫は震える手で遺書や手記を残してくれました。
 私は夫の死後2年経過した2020年3月18日、やっと遺書や手記を公表しました。
 そして、同じ日に夫が自ら命を絶った原因と経緯を明らかにし、夫と同じように国家公務員が死に追い詰められることがないようにするため、そして、事実を公的な場所で説明したかったという夫の遺志を継ぐため、国と佐川さんを訴えるところまで進みました。

 以下、この訴訟に対する私の思いを陳述させて頂きます。
 夫は、亡くなるおよそ1年前である2017年2月26日(日曜日)私と神戸市内の梅林公園にいた時、近畿財務局の上司である池田靖さんに呼び出され、森友学園への国有地払い下げに関する決裁文書を改ざんしました。

 決裁文書を書き換えることは犯罪です。夫は「私の雇い主は日本国民。国民のために仕事ができる国家公務員に誇りを持っています」と生前知人に話していた程国家公務員の仕事に誇りを持っていました。
 そのような夫が決裁文書の書き換えという犯罪を強制されたのです。
 夫の残した手記によると、夫は改ざんを指示された際に「抵抗した」とあります。また、私は夫の死後、池田さんからも、夫は改ざんに最初から反対していたと聞きました。夫が、決裁文書の改ざんによって受けた心の痛みはどれだけのものだったでしょうか。国家公務員としての誇りを失ったでしょうし、強い自責の念に襲われたと思います。

 夫は手記や遺書に「この事実を知り、抵抗したとはいえ関わったものとしての責任をどう取るか、ずっと考えてきました。事実を、公的な場所でしっかりと説明することができません。今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありませんでした。(55才の春を迎えることができない儚さと怖さ)」、「現場として相当抵抗し、最終的には次長が修正に応じ、修正前の調書に合わせて自ら、チェックマークを入れて体裁を整えました。事実を知っている者として責任を取ります」と書いています。夫は、改ざんしたことを犯罪を犯したのだと受け止め、国民の皆さんに死んでお詫びすることにしたんだと思います。夫の残した手記は、日本国民の皆さんに残した謝罪文だと思います。

 国は、夫の自死の真相が知りたいという私の思いを裏切り続けてきました。財務省は、夫が亡くなった5日後の2018年3月12日に改ざんしたことを認め、3か月後の6月4日に調査報告書を発表しました。しかし、この調査報告書の中には、誰のどのような指示に基づいて夫が改ざんを強制されたのか記されていません。夫が自死したことすら記載されていません。夫の手記についても、提出を求められていないので当然ですが一切触れていません。
 
 池田さんは、夫が亡くなってから1年後、自宅で私に「赤木さんはきっちりしているから、文書の修正、改ざんについて、ファイルにして、きちっと整理していたんです」、「パラッと見たら、めっちゃきれいに整理してある。全部書いてある。どこがどうで、何がどういう本省の指示かって。修正前と修正後、何回かやり取りしたような奴がファイリングされていて、パッと見ただけでわかるように整理されている。これを見たら我々がどういう過程で改ざんをやったのかというのが全部わかる」と仰っていました。
でも、調査報告書には、このファイルについても記載がありません。

 私は、夫の自死が公務災害となった理由を知るため、人事院に対して情報開示請求をしました。しかし、人事院の開示した文書は70ページのほとんどが黒塗りで、夫がなぜ自ら死を選び悩み苦しんだのか、私の知りたいことは何一つわかりません。

 そこで私は、2020年4月13日に、近畿財務局に対して情報開示請求をしました。しかし、1か月後の5月13日に開示されたのは、年金の金額や支払日などが書かれたたった10頁の文書でした。残りの文書については、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言に伴う処理可能作業量の減少などを理由に、1年後の2021年5月14日までに開示決定をするそうです。
(転載中断)

2020年 7月15日の赤木さんの陳述全文のリンク
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200715/k10012516951000.html


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