小林師範の続々指導日記
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2020/03/31(火) 稽古なし延長に・・・ 第6094回
 今日も「青空教室」を開催しました。14名の参加でした。いつも通りに、本を読み、スポーツクラブに行き、ランニングとトレーニングをして、サウナに入りました。
 さて、タイトルの件ですが、志空会としては明日からの稽古再開を目指していましたが、理事会の決定で、2週間程稽古休止を継続する事になりました。残念ですが、致し方ありません。
 春休み期間中は、引き続き「青空教室」を開催します。願わくば、学校休校が延長になり、春休み明け(4月6日)以降は、「青空教室」を開催しなくても良くなって欲しいです。

2020/03/30(月) 基本を大切に 第6093回
 今日の「青空教室」は、お天気も回復して行う事が出来ました。ただ、参加者は2名のでした。その後、いつも通りに、本を読み、スポーツクラブに行き、ランニングとトレーニングをして、サウナに入りました。
 さて、タイトルの件ですが、土曜日&日曜日と新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、東京都をはじめ首都圏の知事が不要不急の外出自粛を呼び掛けました。この成果は、新型コロナウイルスの潜伏期間が1週間程度と言われていますので、来週の週末に分かるでしょう。
 外出自粛及び感染防止に関して、専門家がアドバイスをしています。以下、要旨を紹介します。
(要旨紹介開始)
 まずは、「要請の意図を正しく理解し、パニックにならずに適切な行動をとって欲しい」と呼び掛けています。
 「(密閉、密集、密接の)いわゆる『3密』を避ければ、感染拡大はある程度コントロールできる。何が危ないのか、何をしたら感染するのか、ほかの人にうつしてしまうのかを理解し、行動を変えないといけない」。東北大大学院の押谷仁教授(ウイルス学)は、指摘します
 「『三密』を避ける様に行動を変えないと3〜4週間後には首都圏で医療崩壊が起きる」と警鐘を鳴らす一方、「公園に犬の散歩に行っても感染の可能性はゼロに等しい。満員電車も、時差出勤などの工夫は必要だがライブハウスとは違って声を出す状況ではなくクラスター(集団感染)は発生しにくい」としています。(小林:「青空教室」は大丈夫の様です。)更に、「手洗いや消毒といった基本的な事を徹底する様」呼びかけています。
 また、東京女子大の広瀬弘忠名誉教授(災害・リスク心理学)は「感染症のリスクはゼロにならない。安全と危険との間の妥協点を見いだし、普通の生活を続けるべきだ」と提言しています。更に、スーパーなどで買い占めが発生している事については「モノがないわけではなく、生産も普通に行われている。不安から過剰な購買行動が起きている」として、「必要のないモノを買う行為は他者の生活を侵害する迷惑行為。われわれは運命共同体だという意識を持つことが大切だ」と話しました。
(要旨紹介終了)
 まずは、「三密」の回避と手洗いが基本であり大切な事です。そして、手洗いと嗽ですが、どうぞ顔洗いもしてください。
 また、「感染症はリスクゼロにはならなので、安全と危険との間の妥協点を見出し」も示唆に富んでいて、余りにも過剰に反応しない方が良いという事でしょう。こちらも、基本だと思います。
 更に、買い占めに対して「必要のないモノを買う行為は他者の生活を侵害する迷惑行為。われわれは運命共同体だという意識を持つことが大切だ」という点も重要です。だいたいが、商品は生産されていますし物流も順調ですし、買い物については「不要不急」ではありませんので制限されていません。私達は「運命共同体」という事は重要です。
 ある人が言っていました―病院と買いだめ・買い占めが一番危ない!と。病院は、ウイルスに感染している可能性がある人が多いのです。反対にこちらが移してしまいますと、何らかの病気を持っている人ですから、重篤化する可能性があります。買いだめ・買い占めですが、まず開店前に並ぶのは接触の機会が多くなります。また、商品を他人と取り有ったりしたら「濃厚接触」になります。買い物する事は問題ありませんが、整然と理性を持って行うのが基本です。
 宜しくお願い致します。

2020/03/29(日) 泪が・・・ 第6092回
 今日の「青空教室」は、雨後霙(みぞれ)後雪(積雪!)で、中止となりました。残念!本を読みました。スポーツクラブに行き、ランニングとトレーニングをして、サウナに入りました。
 さて、タイトルの件ですが、3月、4月及び一部5月の中止になった大会の案内や申込書等を整理し、捨てました。泣きました・・・泪(なみだ)がこぼれて来ました・・・大会があれば選手達が頑張り、競い、笑い、泣いて、仲間を応援し、仲間に助けられ、そして新しい仲間や友達やライバルを見つけて・・・そういう事が全て奪われてしまいました。残念です!無念です!!
 それと個人的な事としては、(前に書来ましたー注)「脾肉の嘆(ひにくのたん)」です。インターネットの語句説明では「実力を発揮し、功をあげる機会に恵まれず、いたずらに過ぎ去っていく日々を嘆き悲しむ事」となっていました。故事来歴は、中国の三国時代、蜀(しょく)の劉備(りゅうび)が戦いで実力を発揮する機会に恵まれなくなった時に、戦場でいつも馬上にあった頃は引き締まっていた腿(もも)の肉に、今ではぜい肉がついてしまったと言って嘆いた事です。私、体重が2キロの増えてしまいまして、スポーツクラブの体重計に乗る度に「あ〜・・・」と嘆息を出してしまいます・・・そしてハラハラと泪が・・・

* 注 ブログ『指導日記』:2004年 6月 4日(金) 第475回目
 ウエッブ上では見れませんので転載を致します。
(転載開始)
2004年 6月 4日(金)脾肉の嘆(ひにくのたん)
(前略)
 さてタイトルの件ですが、この「脾肉の嘆」は、「功績を立てられない様を嘆く」ということですが、もともとは三国志の劉備の言葉です。要するに「盛んな頃は馬にまたがり戦場を駆け巡っていたため股の筋肉も張っていたけれど、今はそういう機会がなく、ぶよぶよ」ということを嘆いたのです。
 昨日、風呂上りにソファーに座って足を見ていると、妻が私の太ももを見て、「お父さんの足は、ぶよぶよ。私の方が締まってる」という発言がありました。これには、二つ間違いがありまして、私は「お父さん」と呼ばれるようなそんな大きな娘(?)はいません。それに、貴方の足も相当ぶよぶよです。!(^^)!
 実は、右ひざの靭帯を痛めて、ここ数ヶ月蹴りができないため、右足はぶよぶよの状態なのです。そんな訳で「脾肉の嘆」なのです。
 これだとマスターズ県予選の出場は無理かもしれません。
(転載終了)
 マスターズ県予選会結果:膝を肘を痛めて出場出来ませんでした(棄権でした)

2020/03/28(土) 氷が解けると・・・ 第6091回
 今日も「青空教室」開催しました。10名程の参加でした。昨夜の予想では、大雨だったのですが、雨雲が南にずれて、曇天でしたが、雨が降らずに良かったです。
 ルソーの『エミール』の中巻を読み始めました。今と所、何故カントが『エミール』の読書に夢中になって、散歩に遅れたのか分かりません・・・
 さて、タイトルの件ですが、氷が解けると何になりますか?水になります。そうです!
 同じく、氷が解けると何になりますか?春に成ります。そうです!!
 「冬来たりなば春遠からじ」と詠ったのは、英国の詩人シェリーです。彼の詩「西風の賦」の一節という事です。私は、その後に「冬はやがて春となる」と付け加えます。
 本当に春は来ているのに、社会に春は来ていません。本日の安倍首相の会見で、学校再開が延長されそうな気配です。公民館等の公共施設の貸出し制限も延長されそうな気持になって来ました。
 志空会内部で、真摯に志空会と会員の事を考えながら、稽古を再開するかどうかについて議論してきた事も、そうなれば徒労に終わってしまいます。いやいや、真剣に議論した自体が志空会の財産になるでしょう。
 話しがズレてしまいましたが、春は遠そうです・・・

2020/03/27(金) 嬉しい事です 第6090回
 今日も午前9時〜10時30分位まで、「青空教室」を開催しました。本日は、8名の参加でした。
 スポーツクラブに行って、軽いランニングとトレーニングをしてサウナに入り、汗をかきました。
 さて、タイトルの件ですが、二つあります。

 一つは、中国からのマスク寄贈等の件です。
(記事転載開始)
 滋賀県と友好協定を結ぶ中国・湖南省から3月24日までに、新型コロナウイルス対策の支援物資として医療用マスク2万枚が県庁(大津市)に届いた。県はマスクが不足している県内の児童福祉施設や障害者支援施設などに近く配布する。
 県は中国国内で感染が拡大していた2月下旬、同省の省都・長沙市の病院に医療用手袋1万枚を届けており、省政府が返礼として送ってきた。
(転載終了)
 もう一つあります。
(転載開始)
 新型コロナウイルスの感染拡大でマスク不足が続く中、中国の駐名古屋総領事館が3月17日、名古屋市立東部医療センターに医療用マスク3万枚を寄贈した。同センターが新型コロナウイルスに感染した中国人男性を受け入れて治療したことが縁。寄贈式で同総領事館の劉暁軍・総領事は日本語で「中国は日本の支援のもとで新規感染者数が連日減少し、流行のピークは過ぎたと言える。両国が手を携えて立ち向かえば必ずウイルスに打ち勝てる。がんばりましょう」と話した。
(転載終了)
 また、中国の大手IT企業のファーウエイの日本法人が3月19日にダイヤモンドプリセス号の中国人乗客を受け入れた愛知県の藤田医科大学にお礼として10万枚の医療用マスクを寄贈したという記事もありました。
 私、中国の習金平体制は嫌いです。北朝鮮と同じ様に、共産主義国家でも社会主義国家でもない、「共産党」独裁体制だと思います。しかし、中国人(民)が嫌いという事ではありません。同じ人間同士、困っていればお互い助け合う隣人であるという事でして、そういう事の典型的な現れだと思い、嬉しくなりました。

 もう一つは、全く別でして、今日の「青空教室」の時に「小林師範!」と声が掛かりましたので、振り向きましたら、大きな男の胸が目の前にありました。見上げますと、S三兄弟(兄姉弟)の末っ子でした。小学生の頃は当然ですが、私より私より背が低かったのですが、今では私の頭の頂上が彼の顎の当たりです。聞きましたら高校での部活が出来なくて、仲間(二人ですが)と練習に来て、私を見かけたので挨拶に来たという事でした。成長に喜び、挨拶しに来た事に喜びました。

 まあコロナコロナで、暗い事ばかりですが、嬉しい事もあります。「明けない夜はない」とか「冬きたりなば春遠からじ」と言います。今は、我慢の時です。良い事を思い浮かべて笑顔で過ごしましょうー免疫力もアップします。

2020/03/26(木) ・・・・・ 第6089回
 今日も午前9時〜10時位まで、「青空教室」を開催しました。本日は、12名の参加でした。
 スポーツクラブは、少人数(5名)で短時間(30分)レッスンをトライアルで再開しています。幸運にも筋トレ&バランス体操のレッスンを予約出来て、今日参加しました。しっかり、汗をかき運動する事が出来ました。ルソーの『エミール』を読み続けています。

 さて、タイトルの件ですが、何とタイトルを付けたらよいのでしょうか・・・・・

 オリンピック・パラリンピックの延期が決まったとたんに、感染者数急激増加とか「首都封鎖」とか「緊急対策本部」立ち上げとかが、一斉に飛び出しました。え?「緊急対策本部」って、まだ立ち上げてなかったの・・・・・

 緊急対策で、政府与党が牛肉券とか魚券とか・・・牛肉と魚やったら野菜と果物もやらないとね(笑)・・・・・

 政府が現金給付ではなくてクーポン券(商品券)を主張した事に対して麻生財務相が「皆な銀行に預金があるから。現金であげたら預金に回るから」とか言ったそうですが、まあ麻生さんを始め政府の皆さんは「銀行に預金がある」かも知れませんが・・・庶民はそうではありません・・・・・(注1)

 高速道路無料化をやったら、電車とバスと飛行機とフェリー等も無料化しないとね(笑)・・・・・

 都知事が会見したら、スーパーからお米や麺類やその他が買い占められて消えた様で・・・・・

 ああ、また批判と愚痴になってしまいました・・・・・

 注1:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」(2019年)によりますと、20代の単身世帯の約45%が「貯蓄がない」と答えており、多くの人々の日々の暮らしが自転車操業になっているのが日本の現状です。 借入のある世帯も近年増加傾向にあり、借入の目的は、「日常の生活資金」が43.7%と最も高くなっています。全国一斉休校やら自粛で、更にこの傾向が強まっているでしょうね。

2020/03/25(水) 文部科学省 学校再開通知 第6088回
 今日も午前9時〜10時位まで、「青空教室」を開催しました。本日は、小学校の終業式という事で、参加は幼稚園生3名&卒業式を終えた小学6年生1名の合計4名の参加でした。
 ルソーの『エミール』を読み続けています。
 さて、タイトルの件ですが、2020年3月24日付け、学校再開に関する文部科学省の通知です。なお、全文は文部科学省のホームページをご覧ください。
 URL https://www.mext.go.jp/
 通知文URL  https://www.mext.go.jp/content/20200324-mxt_kouhou01-000004520_1.pdf

(転載開始)
発信者:文部科学事務次官 藤 原 誠
タイトル:令和2年度における小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における教育活動の再開等について(通知)
内容:新型コロナウイルス感染症対策に関し、2月28 日に文部科学省から小学校等の一斉臨時休業を要請しました(令和2年2月28日付け元文科初第1585 号文部科学事務次官通知)。
 3月19日の文部科学大臣メッセージでもお伝えしていますが、各学校の設置者におかれては、急な要請であったにも関わらず、地域や学校の実情を踏まえ、適切かつ迅速に臨時休業等の措置を講じて頂いたことに対し、感謝申し上げます。
 この度公表された「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(令和2年3月19日))においては、春休み明け以降の学校再開に当たっては、多くの子供たちや教職員が、日常的に長時間集まることによる感染リスク等に備えていくこと、またこの観点から、地域ごとのまん延の状況を踏まえていくことが重要であるとの考え方が示されました。
 また、日々の学校現場における「3つの条件が同時に重なる場」を避けるため、@換気の悪い密閉空間にしないための換気の徹底、A多くの人が手の届く距離に集まらないための配慮、B近距離での会話や大声での発声をできるだけ控えるなど、保健管理や環境衛生を良好に保つような取組を進めていくとともに、咳エチケットや手洗いなどの基本的な感染症対策を徹底することが重要であるとの考え方が示されました。
 なお、今後、日本のどこかの地域で、爆発的に患者が急増する状況である「オーバーシュート(爆発的患者急増)」が生じた場合には、別途、国からその発生状況や必要な対応を示すこととなります。
 これを踏まえて、3月20日に開催された「新型コロナウイルス感染症対策本部」において、内閣総理大臣から、新学期を迎える学校の再開に向けて、具体的な方針を、できる限り早急にとりまとめるよう指示がありました。
 学校では、日常において、3つの条件(換気の悪い密閉空間、多くの人が密集、近距離での会話や発声)が同時に重なることを徹底的に回避する対策が不可欠です。このため、学校教育活動再開に向けての留意事項を整理した「新型コロナウイルス感染症に対応した学校再開ガイドライン」(別添1 略)を作成しましたので、各学校におかれては、手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染症対策及び学校医や学校薬剤師等と連携した保健管理体制の整備など、万全の感染症対策を講じた上で、新学期を始める準備を行っていただくようお願いします。
 なお、上述した専門家会議の状況分析・提言においては、日本国内の感染の状況について、爆発的な感染拡大には進んでおらず、引き続き、持ちこたえているものの、一部の地域で感染拡大がみられるとした上で「諸外国の例をみていても、今後、地域において、感染源(リンク)が分からない患者数が継続的に増加し、こうした地域が全国に拡大すれば、どこかの地域を発端として、爆発的な感染拡大を伴う大規模流行につながりかねない」と分析されています。地域ごとの状況に応じた、一人ひとりの「行動変容」や「強い行動自粛の呼びかけ」が重要である状況に、変わりありません。このような認識を前提として、各学校においては、各地域の感染状況を十分踏まえながら、春季休業期間中はもとより、新学期以降も、引き続き十分な警戒を行い、感染症対策に万全を期すよう宜しくお願いいたします。
<以下省略>
(転載終了)
 以下は、小林志光の感想です。
 荻生田文科大臣は、記者団の「2月27日からの全国一斉休校の時と比べて、どういう変化があり再開となったのか?」という質問に関して、「状況に変化はないが意識が変わったから」という趣旨の答えをしております。
であれば、2月27日の時点で、しっかりと意識が変わる様な対策をし、その上で地域の状況に応じて休校の判断をすれば良かったのであり、全国一斉休校という判断はなかったと思います。余りにも拙速で「政治主導」であったと思っています。

2020/03/24(火) 「青空教室」を開始 第6087回
 午前午後とも読書をしました。ルソーの『エミール』を読み続けています。
 さて、タイトルの件です、本日9時〜10時30分位まで、藤沢市の湘南台公民館で志空会の生徒に「公募」を掛けて、「青空教室」を開始しました。今日は、10名程の参加がありました。公園の遊具で遊んだ後、空手道の基本及び形を行いました。最後に、大縄飛びをしました。
 久し振りに子供達に会えて、楽しかったです。大声(気合い)を出せました。桜も綺麗でした。ああ〜やって良かった!明日以降も「開校」します。

2020/03/23(月) ノーベル賞受賞の山中伸弥教授が新型コロナウイルスに関するHP開設 第6086回
 午前午後とも読書をしました。ルソーの『エミール』を読み出しました。
 さて、タイトルの件ですが、2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の山中伸弥教授が、新型コロナウイルスの情報を個人で発信するHPを開設しました。
  3月20日付けの『朝日新聞 デジタル版』から転載します。
    ホームページ https://www.covid19-yamanaka.com/
(転載開始)
 タイトル:山中教授、コロナのHP開設 闘いは「長いマラソン」
 本文: 2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の山中伸弥教授が、
 新型コロナウイルスの情報を個人で発信するホームページを開設した。
 山中さんは3月19日、朝日新聞の取材に
 「IPS細胞も大切だが、目の前にある大きな脅威に、医学研究者として貢献したい。
 IPS細胞の活用には時間がかかるので、今すぐできる正しい情報発信をしたい」などと語った。

 山中さんは3月13日にホームページ(https://www.covid19-yamanaka.com)を公開した。
 新型コロナウイルスとの闘いを「短距離走ではなく、1年は続く可能性のある長いマラソン」と表現。
 「疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じます。
 一人一人が、それぞれの家庭や仕事の状況に応じたペースで走り続ける必要があります」
 などとメッセージを記した。

 新型コロナウイルスについての研究論文や報道、データなどを分析し、科学的な強い根拠がある情報と、根拠が不十分な情報をランク分けしてまとめている。

 山中さんはもともと整形外科医だったが、幹細胞の研究を始め、2006年にマウスで、2007年にヒトでIPS細胞を作製した。

 山中さんは取材で、ホームページを開設した理由について、「僕は感染症の専門家ではないが、論文を読んで解釈し全体像をみることはできると思っている。
 それぞれの人が自分で判断してちょっとずつ我慢するため、できる範囲で正確にコロナウイルスの情報を理解してもらいたい」と話した。
(転載終了)
 是非、ご覧ください。

2020/03/22(日) 「1984年」 第6085回
 午前午後とも読書をしました。夕方は、妻と一緒に相模健康センターに行きました。
 さて、タイトルの件ですが、森友学年問題で文書改ざんに携わった(強制された)方の遺族が、政府等に対して民事訴訟を提起しました。それで、という訳ではなくて前々からこの本を読みたいと思っておりまして、稽古無し期間に色々と読書が出来るという事で、読んでみました。
 なお、この森本学園文書書換え(改ざん)事件に付いては、この問題を追及している大阪日日新聞記者・相澤冬樹氏(元NHK記者)の記事がありますので、どうぞご覧ください。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200322-00036772-bunshun-pol&p=1

 2017年にトランプ政権が誕生した時、米国でジョージ・オーウェルのディストピア小説であるこの『1984年』が一時アマゾンの売り上げトップに躍り出たという事です。 ディストピア小説とは、ユートピア小説の反対語(対語)で、ユートピアならす絶望の未来であるディストピアを描いた小説です。
 明白な事実を否定して、文書を廃棄するとか廃棄した様に装うとか、はたまた犯罪行為である公文書の改ざんをしたり、法の解釈を変えたとして政権に有利な人事を行う事等々、そしてそれらを少しも恥じない政府に対して、空恐ろしさを感じまして、そうだこの本を読んでみようと思いました。
 図書館から借りたのが『1984年』ジョージ・オウエル(早川書房)で、ほぼ2日で読み終わりました。こんな内容がありました。「戦争は平和である/自由は屈従である/無知は力である。(P7)」、そして、主人公ウィンストン・スミスが日記をつけようとするのは「違法行為ではなかったが(何をやろうとも法に反していなかった、もはや法律等存在しなかったからである)、しかしそれが発覚したとすれば間違いなく死刑か最低25年の強制労働に処せられる筈だ。(P9)」
 本の内容を要約するのは、ちょっと労力を要しますので、ウイキペデイアより転載を致します。

(ウイキペデイアより転載開始)
 1950年代に発生した核戦争を経て、1984年現在、世界はオセアニア、ユーラシア、イースタシアの3つの超大国によって分割統治されている。さらに、間にある紛争地域をめぐって絶えず戦争が繰り返されている。作品の舞台となるオセアニアでは、思想・言語・結婚などあらゆる市民生活に統制が加えられ、物資は欠乏し、市民は常に「テレスクリーン」と呼ばれる双方向テレビジョン、さらには町なかに仕掛けられたマイクによって屋内・屋外を問わず、ほぼすべての行動が当局によって監視されている。
 オセアニアに内属しているロンドンに住む主人公ウィンストン・スミスは、真理省の役人として日々歴史記録の改竄作業を行っていた。物心ついたころに見た旧体制やオセアニア成立当時の記憶は、記録が絶えず改竄されるため、存在したかどうかすら定かではない。ウィンストンは、古道具屋で買ったノートに自分の考えを書いて整理するという、禁止された行為に手を染める。ある日の仕事中、抹殺されたはずの3人の人物が載った過去の新聞記事を偶然に見つけたことで、体制への疑いは確信へと変わる。「憎悪週間」の時間に遭遇した同僚の若い女性、ジューリアから手紙による告白を受け、出会いを重ねて愛し合うようになる。また、古い物の残るチャリントンという老人の店(ノートを買った古道具屋)を見つけ、隠れ家としてジューリアと共に過ごした。さらに、ウインストンが話をしたがっていた党内局の高級官僚の1人、オブライエンと出会い、現体制に疑問を持っていることを告白した。エマニュエル・ゴールドスタイン(小林注:反体制派の指導者と目されている人物)が書いたとされる禁書をオブライエンより渡されて読み、体制の裏側を知るようになる。
 ところが、こうした行為が思わぬ人物の密告から明るみに出て、ジューリアと一緒にウィンストンは思想警察に捕らえられ、愛情省で尋問と拷問を受けることになる。彼は、「愛情省」の101号室で自分の信念を徹底的に打ち砕かれ、党の思想を受け入れ、処刑(銃殺)される日を想いながら“心から”党を愛すようになるのであった。
(ウイキペデイアより転載終了)
 真理省というのは、過去の資料を改ざんする事を任務とするところです。例えば、Aという人物が粛清されると、全て過去の資料からAに関する事が抹消されます。つまり、Aは存在しなかった事になります。計画経済の社会ですので、政府が年間の生産計画を発表します。それが年度末で数値に齟齬が出た場合には、その生産計画そのものの数値が改ざんされますーこれに関わる全ての記事が改ざんされるのです。まあ、年度末の数値自体が信用できないのですが。そういう事が毎日毎日繰り返されます。結局、権力のトップが行う事全てが、正しく真理となる様にするのが真理省の役割という事です。
 更に、国民は大きく党員とプロレ階級に分かれています。プロレはプロレタリアの事で、労働者ですが、まあ最下層民です。これで、被支配者階級の分断を行います。党員内部でも、政権中枢とそうでない一般党員では貧富の差がありますし、一般党員には一切の政治的権利や人権がありません。また、党員同士の「反革命」という告発が奨励され、子供が親を告発する事が美徳とされています。自由な恋愛も日記を書く事すらも許されていない世界です。
 実は、何かのニュースで、中国で新型コロナウイルスの感染拡大予防という事で、スマフォを使って個人を登録するとその全ての行動が捕捉&一覧出来るという仕組みがある事を聞きました。外出する時に警察官から質問を受けた時に、その履歴を示して自分はそういう感染源のある所に行っていないという事を示す様です。つまり、自分の全てが権力に依って監視されている事に、空恐ろしさを感じました。
 『1984年』は、決して小説の世界ではなくて、現実の世界だと思いました。

3月絵日記の続き


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