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2020/02/05(水)
レジリエンス(その2/6 定義等) 第6039回
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11時30分〜12時30分は、やよい台幼稚園の稽古でした。1家族3名の新規入門がありました。また、2019年8月以来休会していました会員が、復会しました。嬉しい事がダブりました。更に、年長さんですが、体験入門者が1名いました。 帰宅して、あれこれとしました。 17時〜19時は、藤沢湘南台道場(湘南台公民館第一談話室)の幼年&初級の稽古でした。 19時〜21時は、湘南台公民館体育室の稽古でした。21時〜21時45分は、同所で「自主稽古」でした。 さて、タイトルの件ですが、「レジリエンス」(resilience)とは、工学や物理学の世界で使われていた言葉で跳ね返り、弾力、回復力又は復元力と訳せます。物質や物体に対して外力が加わると変形します。その時にどの程度その力を吸収する事が出来るかとか、又はどの程度その力を取り除いて元の形に戻ろうとする事が出来るのか、というのが物質や物体の持つ「レジリエンス」です。 レジリエンス(以下「」は省略します。)はその後、自然界や動物界の生態環境学や、人間界の社会環境システム、更には心理学でも使われる言葉となりました。経済的なレジリエンス、都市国家のレジリエンス、そして心理学的レジリエンスなどです。 いずれの分野においてもレジリエンスは、変形から元の形に戻ろうとする「弾力性」、変化や変動に対する反応としての「復元力」や「回復力」という意味で使われています。 当面、私達にとって問題となるのは、心理学的レジリエンスという事になります。一般的な定義としては「逆境に対する反応としての精神的回復力や自然的治癒力」「ストレスや逆境にさらされても、適応し、自分の目標を達成するために再起する力」です。 初期のレジリエンスの研究では、逆境体験や精神疾患といったネガティブな出来事(危険因子)が人生に及ぼすであろう悪影響に注目していましたが、1938年からハーバード大学医学部で、いわゆる健常者を対象としたレジリエンス研究が始められました。研究で対象となったハーバード大学の学生達の中から、その後の人生において、心身共に健全な状態で長生きした者、仕事で成功を収めた者など特定していったところ、健常者や成功者には、いずれも高いレジリエンスが確認されました。この研究をきっかけに、以前のようにネガティブな出来事の影響を研究するのではなく、レジリエンスがもたらすポジティブな影響や、レジリエンスを高める方法へと研究内容がシフトして行きました。
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