小林師範の続々指導日記
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2020/02/13(木) 「スポーツ少年団の将来像を考える」(2/2) 第6047回
 スポーツクラブへ、太極拳に行きました。帰宅して、読書しました。
 17時〜18時45分は、横浜道場(上矢部地区センター)の幼年&黄帯の稽古で、形等中心で行いました。18時45分〜20時45分は、同所で緑帯以上の稽古を行いました。
 さて、タイトルの件ですが、昨日の続きです。

2 現在の子ども達の基礎体力の低下とこれを如何に克服するか
  単純に言えば、これは運動をして貰うという事です。それもスポ少に入って、という事です。講義の中で、現在の子ども達は運動時間が極端に短いというデーターと共に、その中でも機会があれば運動したいという子ども達が多いというデーターも同時に提供されました。しかし、スポ少の中には、競技志向が強くて馴染めないという子ども達もいる様です。もともとスポ少というものは、運動するスポーツする楽しさを経験する場と言う事がその目的です。では、運動する楽しさとは何か?それは運動そのものを楽しむという事です。運動する事により汗を流す、大きな声を出す、出来ない事にチャレンジする、そして何かが出来る様になる、友達と一緒に何かを出来るという事です

 よく「外発的動機付け」とか「内発的動機付け」とか言われています。人は、ある事をしたいという動機(意欲)を持ちます。その動機となるのが、目標です。目標を達成しようと行動を起こします。運動をするという動機があります。その目標は何か?大人であれば肥満解消とか健康増進です。目標は、報酬とも言い換えられます。何かの為に何かをするというのが「外発的動機付」けです。スポーツで、シンプルな例は「勝ったら○○をプレゼントして貰える」です。「運動(スポーツ)が手段」という事になります。
 「内発的動機付け」というのは、行動を起こすきっかけが「楽しいから」とか「達成感があるから」という様に行動そのものが報酬になります。ここでは「運動(スポーツ)が目的」という事になります。
 この「運動が目的」という事については、それの典型は「遊び」です。私もそう思います。富田先生は、それをACP(アクティビティ チャイルド プログラム)の活用という事で提起しています。
 私は、ここ5年程で体験会に来た子ども達や実際に入門した子ども達を見ていて、その体力低下に愕然としていました。(今でもそうです。)そこで、思い付いたのが、「遊び」です。典型が鬼ごっこです。走ったり、止まったり、急に方向転換したり等の運動能力と共に、あっちに逃げる、あの子を捕まえるという様な判断力も使います。昔の遊びには、こういう要素が詰まっていて、知らず知らずのうちに体力を作っていたのだと思います。
 そこで、楽しさを経験して貰うという事で、体験入門会の時や入門して半年位、幼年には何時でも、縄跳び、尻尾取り、鬼ごっこ、大根抜き、リレー等を行っています。それはACPに触発されたものです。
 レジュメに次の様なところがありました。
(転載開始)
 少年団の使命
  大人の価値観・目標を子どもに圧しつけていないか?
  子どもの本当にやりたいことに耳を傾けたことがあるか?
  子どもにとっての、楽しさとは何だ!
  やりたいことができたときの満足感。
  頑張り、厳しさは子どもが求めるもの、
(転載終了)
 更にこんなのもありました。
(転載開始)
 少年団の使命
  今の年代の結果にこだわるのではなく、
  子どもの将来のための今を作る、
  共に過ごす。
(転載終了)
 解説はしませんので、皆さんで考えてみてください。


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