小林師範の続々指導日記
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2020/02/12(水) 「スポーツ少年団の将来像を考える」(1/2) 第6046回
 日和空志会大会の「残務整理」をしました。意外とスムーズに出来ました。
 また、ある方と田中先生のお墓参りをし、日和空志会大会の報告をさせて頂きました。
 14時30分〜15時30分は、やよい台幼稚園の稽古でした。
 17時〜19時は、藤沢湘南台道場(湘南台公民館体育館B面)の幼年&初級の稽古でした。
 19時〜21時は、湘南台公民館体育室の稽古でした。21時〜21時45分は、同所で「自主稽古」でした。
 さて、タイトルの件ですが、2月8日に「指導者及び道場運営代表者4名(合計5名)で、藤沢市スポーツ少年団結成50周年記念式典(秩父宮記念体育館多目的室)に参加しました。第一部の式典そのものは、淡々と進みました。その後の第二部の記念講演「スポーツ少年団の将来像を考える」(静岡理工科大学教授・日本スポーツ少年団本部常任委員・同活動開発部会部長 富田寿人先生)が大変興味深くて、考えされられるところがありました。機会がありましたら、簡単な内容の紹介を私の感想(得たもの)を書きたいと思います。」と書きました。それについて、書きたいと思います。
 講演のタイトルは「スポーツ少年団の将来像を考えるー少年団の現状と今後の展望―」で、サブタイトルが「子ども達がやりたいスポーツが出来る環境整備」です。問題提起は、1 スポーツ少年団の登録者数の減少とこれを如何に克服するか、更に 2 現在の子ども達の基礎体力の低下とこれを如何に克服するかという事です。後者には、新しいスポーツテスト(運動適正テストU)についても関連していますが、この部分は当日稽古の為に早めに退出した為に講演を聞いておりませんので、触れません。

 1 スポーツ少年団(以下「スポ少」と言います。)の登録者数の減少とこれを如何に克服するか
  私達は、スポ少の登録者数の減少を少子化(児童数の減少)に求めます。確かに大きな流れではそうでしょうが、問題なのは少子化以上に団員数=スポ少登録者数の減少が著しいという事です。富田氏は、2000年と2019年の児童数とスポ少登録者数を比較したデーターを提示しています。前者の減少率は、14%ですが、後者の減少率は25%です。スポ少登録者は、毎年3万人ずつ減少しています。つまり、確かに少子化が団員数の減少の要因ではあるのですが、原因ではないという事です。
 富田氏は、それについて幾つか理由を上げています。
 一つ目は、スポ少の運営や子ども達へのサポートの負担です。これは、(小林の意見ですが)夫婦共働きの増加とも関連していると思います。
 二つ目は、競技志向というか成績重視の団が多いという事です。これは、スポーツや運動を楽しみたいという子ども達を遠ざけています。
 三つ目は、スポ少ではない選択肢(スポーツクラブ等)が増えているという事です。スポ少でなくても、スポーツクラブのサッカー教室等を選択すれば、ちょっとお金を多めに払う事にはなりますが保護者の負担がなく子どもに運動させる事が出来ます。指導者もプロです。また、競技志向が強ければ、強豪クラブに入って思う存分出来るという事もあります。富田氏は、スポ少という観点だけでなく子ども達が運動やスポーツを行う機会が増えるという事では、この事を肯定的に評価しています。
 以下は、私の考えです。以上3点については、その通りだと思います。そして、一つ目と二つ目は、客観的要因とも言えます。物事は、客観的要因と更に主体的要因から成っています。二つ目については、主観的な要因で、団の指導の考え方を変えなくてはいけないと思います。これについては、富田氏も広い観点から問題提起していますので、後で触れます。
 私は、更に主観的な要因としては、働き掛けが弱いのではないかと考えています。端的に言えば、団員拡大の取り組みが弱いという事です。当団の経験で言えば、団員拡大に取り組みをすれば、それなりの反応があるという事ですし、確かに有ったという事です。団員拡大には、宣伝―体験入門―入門という段階があります。それぞれの段階で、それぞれのノウハウがあります。宣伝は、いわゆるマーケッティングです。どの様な対象(層)をターゲットにするのか、その為のキャッチコピーをどの様なものにするのかという事です。体験入門も「いつでもどこでも」と言うのではなくて、日時会場を特定しますと「では行ってみるか?」という事になります。そして、体験入門して頂いた、では入団というのがいわゆる成約です。お越し頂いた方と契約に至るのも一つのプロセスですし、大切なのはノウハウです。せっかくキャッチコピーに引かれて体験したのに、実際は違うとなると入団して頂けません。その為には、受け入れる体制や体験入門のメニュー等も大切ですし、一番重要なのは、現に活動している団員が溌溂と楽しそうに稽古しているという事です。これは、もう日常の稽古や指導に関わっている事です。(続く)


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