|
2020/12/08(火)
詭弁について「その26 各論25 含みのある言葉」 第6346回
|
|
|
本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.3度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
16時〜18時は、藤沢総合高校空手道部の稽古でした。 19時00分〜21時00分は、藤沢長後道場(長後公民館体育室他)の稽古でした。昇級審査会を開催しました。 21時00分〜21時45分は、同公民館体育室で「自主稽古」でした。
さて、タイトルの件ですが、今日は詭弁について「その26 各論25 含みのある言葉」です。
含みのある言葉の例は、以下の通りです。 甲:私達は、罪なき善良な社会的弱者により一層の苦痛と不幸を強いるだけのB知事の冷酷で残酷で無慈悲で恥知らずな政策に、知性と良識ある善人なら当然そうするように反対の意を表明しました。
乙:今般の軍事作戦により、我が国はかつての海外領土を回復した。なんと素晴らしい事ではないか!
丙:現状の国難を打開するには大人の成熟した判断が必要とされる。
含みのある言葉も、論点先取の一種であり論点回避の一種でもあります、読み手(聞き手)に話題・論題への先験的な感情を惹起させようとする文章を言います。
論理性ではなく「語調」に頼った主張を、loADeD lAnguAge(または emotionAllY ChArgeD worDs)と呼びます。必ずしも例甲の様に感情的・攻撃的・侮蔑的な形容句で装飾された文章のみを指すものではなく、常用語を用いた文章も含みます。 たとえば例乙は「獲得・征服」ではなく「回復」という言葉で獲得した領土が本来自国に帰属するものだったと思わせようとしており、例乙では「大人・成熟」という術語を用いる事で根拠なく「反対者は子供っぽい意見の持ち主だ」と先験的な価値判断(ラベル・レッテル)を貼っているのです。 このタイプの詭弁は、情報操作やプロパガンダの手法として使われます。受け手の感情や価値判断を暗黙に刺激するkeY worDを文中にひそませ、ちりばめることで論理によらずに受け手を操作するものです。
<本日12月8日は、真珠湾攻撃の日です。何か資料に依りますと、「負ける事が分かっていて戦争に突入し、国民に信じられない犠牲を強いたのです。あれ?この時期の「GO TO 事業」とか「オリンピック開催」に突き進んでいる構図に似ているな〜>
|
|
|
|