小林師範の続々指導日記
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2020/12/05(土) 詭弁について「その24 各論23 論点先取」 第6343回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.4度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 9時00分〜11時30分は、藤沢湘南台道場(六会小学校体育館)の稽古でした。「基本の日」という事で、平安四段を小林志光師範講師で行いました。

 13時30分〜15時00分は、くるみ保育園分道場の稽古でした。私は、藤沢市スポーツ少年団の指導者講習会(秩父宮記念体育軽体育室)で「新指導者制度説明会」があり、稽古には参加しませんでした。

 17時00分〜19時00分は、「特別稽古」でした。

 さて、タイトルの件ですが、今日は詭弁について「その24 各論23 論点先取」です。

 論点先取の例は、以下の通りです。
  甲:乙さんは勤勉な人だから、仕事を怠けるはずがないよ。

 甲の発言は、前提の中に結論を導く事が出来る情報を「あらかじめ」含めています。この様に、見掛け上は「論理」の形になっているものの、実際は同義反復の推論を論点先取と呼びます。
同義反復(「XはXである」という演繹)は恒真命題(いつも正しい命題)ですが、何かを証明する内容ではありません。

 論点回避の一つとして、先決問題要求の虚偽というのがあります。
 例としては「(勤勉な人はすべて仕事を怠けないと仮定する。丙さんは勤勉な人であると仮定する。すると)丙さんは勤勉な人である。故に丙さんは怠けない。」というのがあります。

 更に、「(素晴らしい画家は偉大な画家であると仮定する。ルノワールは素晴らしい画家であると仮定する。すると)ルノワールは素晴らしい画家である。故に偉大な画家である。」というのもあります。
 この発言は、「ルノワールは偉大な画家である。何故なら、素晴らしい画家だからだ」というのと論理構造が等しいのです。つまり、この様に発言するだけでは、ルノワールについて何も証明した事にならないのです。

 仮定の部分の論点を先取り(回避)した論理構成となっているのです。


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