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2020/12/12(土)
詭弁について「その29 各論28 多重尋問」 第6351回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.9度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
9時00分〜11時30分は、藤沢湘南台道場(六会小学校体育館)の稽古でした。昇級審査会を開催しました。
13時30分〜15時00分は、くるみ保育園分道場の稽古でした。昇級審査会を開催しました。
17時00分〜19時00分は、「特別稽古」でした。
新型コロナウイルス感染拡大中で、全国でとうとう3,000名を超えてしまいました。少なくとも「GO TO トラベル」は一時中止しないといけません!
さて、タイトルの件ですが、今日は詭弁について「その29 各論28 多重尋問」です。
多数尋問の例は、以下の通りです。 甲:(万引きをした事が明らか、ではない人に対し)もう万引きはやめたの?
複問の虚偽ともいいます。 「実際に万引きをした事がある人」ではない人にこう質問すると、多重尋問となります。「はい」と答えれば、過去に万引きをしたと認める事になり、「いいえ」と答えれば、現在も継続して万引きをしていると認めた事になってしまうので、万引きをした事が一切無い人にとっては、どちらで答えても不都合な結果になる恐れがあるのです。 これは、この多重尋問がこれまでに彼が万引きをしていた事を暗黙の前提としている為なのです。 質問者はこの様な質問を行いますが、特に返答を期待していない事が多いのです。
他の例を上げます。 乙:政治は変わらなければならない。C党首に全権力を集中させなければならない。このままでいいんですか? <第一命題と第二命題に論理上の関連がない場合、第一命題について「このままでは良くない」と結論することは第二命題には何ら影響はないのです。(第二命題に対しても同様です。)>
丙:さあ、よくこの商品を見てくださいよ。もう誰もあなたが美しくなる事をとめることは出来ない。誰ができるというんですか? <丙は「(あなたが)この商品を見ること(をとめることは誰も出来ない)(第一命題)」と「あなたが(この商品で)美しくなることをとめることは誰にもできない(第二命題:おべっか」が錯綜した構造になっており、これに多重尋問を行うことで第一命題・第二命題とも否定することができない構造となっていて、商品に注目させる効果が得られます。>
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