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2020/11/09(月)
詭弁について(その9 各論8 連続性の虚偽)第6317回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.5度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
17時00分〜19時00分は、横浜道場(新橋コミハ)の幼年等&初心者の稽古でした。 19時00分〜21時00分は、会場を領家中学校体育館に変えて中級以上の稽古でした。
さて、タイトルの件ですが、連続性の虚偽です。
連続性の虚偽は、以下の通りです。 Pから一つ取り出す/更に取り出す/更更に取り出す/幾ら取り出してもPはPである
例えば、次の通りです。 砂山から砂粒を一つ取り出しても、砂山のままである/さらにもう一粒取り出しても砂山である/したがって砂山からいくら砂粒を取り出しても砂山は砂山である
建築契約には高額の追加費用の発生のさいには事前に承認を求めよと/10万円は高額ではない/だから追加費用は事前承認があれば幾らでもして良い
術語の曖昧性から生じる砂山のパラドックスを利用した詭弁です。ハゲのパラドックス とかあごひげのパラドックスもあります。髪の毛や髭(ひげ)を一本ずつ抜いて行くと、少しずつ薄くなります。では、どこまで行けばハゲになるのか、反対に髭でなくなるのか曖昧です。 曖昧の理由は、定義が出来ていないからです。つまり、前者の例では「砂山」の定義が、後者の例では「高額」の定義が、その量に関して曖昧であるために詭弁が成立するのです。 何人の客が入っていれば繁盛と呼べるのか不明確なので、閑散とした食堂を「繁盛店」と広告するも可能となります。この種の容易ですので、頻繁に使用されるという訳です。
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