小林師範の続々指導日記
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2020/11/28(土) 詭弁について「その19 各論18 道徳主義の誤謬」 第6336回
 本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.6度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。

 9時00分〜11時30分は、藤沢湘南台道場(六会小学校体育館)の稽古でした。
 13時30分〜15時00分は、くるみ保育園分道場の稽古でした。
 17時00分〜19時00分は、「特別稽古」でした。

 さて、タイトルの件ですが、今日は詭弁について「その19 各論18 道徳主義の誤謬」

 道徳主義の例は、以下の通りです。
  甲:人間は皆生まれながらに平等であるべきだ。だから能力が遺伝するという研究結果は間違っている。

 道徳律の誤謬とは、規範文(「XはYすべきである」という形式の文)の前提から記述文(「XはYである」という形式の文)の結論を導く場合に生じる誤謬です。道徳律は定言的命法(「必ずこうすべき」という命令形)により記述される為、その定言命題が真の場合は得られる結論に倫理的強制力をもつ構造があり得ます。

 甲の主張が「遺伝に関する研究を行うべきではない」である場合、これは倫理上の課題として妥当な推論である可能性があります。しかし「研究結果」そのものを否定している場合、その結果が事実であったとすれば、規範により観察事実を曲げてしまっているのです。

 この主張は「人を殺してはいけない。だから殺人事件はおこらない(人は殺されない)」と論理構造が等しいのです。倫理的な指針を主張する事で、「危険な知識」の収集を規制しようと意図する場合もあります。


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