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2020/11/27(金)
詭弁について「その18 各論17 自然主義の誤謬」 第6335回
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本日の小林の健康状態ですが、平熱(36.6度)、痰無し・咳無し・味覚&嗅覚障がい無しで、鼻づまり無しです。
14時00分〜15時00分は、富士塚幼稚園空手道教室の稽古でした。 19時00分〜20時30分は、大和道場(下福田中学校武道場)の稽古でした。
さて、タイトルの件ですが、今日は詭弁について「その18 各論16 自然主義の誤謬」です。
自然主義の誤謬の例は、以下の通りです。 甲:私達はこれまでずっとこの土地で協力し合って暮らしてきた。だからこれからもそうするべきだ。
甲:乙さんはホットケーキが好きだ。だからホットケーキを食べさせてあげるべきだ、
甲の主張は、記述文(「XはYである」という形式の文)の前提から規範文(「XはYすべきである」という形式の文)の結論を導いています。この形式を「自然主義の誤謬」(自然主義的誤謬)と言います。 この推論はあらゆる場合に間違い(偽)という訳ではありませんが、あらゆる場合に正しい(真)訳でもありません。 仮に、この種の論法が論理的な推論法としてもし有効であるなら、あらゆる改革や変更は許容されなくなります。 甲の主張は「人類は多くの戦争と殺戮を繰り返してきた。だからこれからもそうするべきだ」という主張と論理構造が等しいのです。 「である」という観察事実から「べきである」という指針を引き出すことはできないとの主張はヒュームの法則といい、この種の誤謬はIs-ought proBlem(である-べきであるの混同)とも言います。
< * 今日は寒かったです。少し早いですが、柚湯で温まりたいです。>
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